第53話 あとがき ストーリーについて

 『職業ガチャ失敗!?ゲームプログラマーが異世界転移したけど、魔術師にも騎士にも勇者にもなれずに無職ニートになったぁ!?』をご愛読くださり誠にありがとうございます。


 7月24日の時点でフォロアー600人、ハート1450、★240、5万PVを突破しました。皆様には感謝いたします!


 タイトルはふざけてますが、中身は真面目です。もっと、ポップでノリのいい話を書きたいのですが、如何せん作者が真面目な性格なので、途中から考え過ぎてしまうんですよね~。


 前から異世界転生、転移もので何か書きたいなと思っていました。そして、ふとっ思い付いたのがこれです。何故プログラマーを主人公にしたかは謎です。でも、他の作品でゲームとプログラマーを登場させていたので、その名残がこの作品に反映されていますね。設定が珍しいとレビューでよく言われました。




●驚いた事


 この小説を掲載していて一番驚いたことは、読者の中にガチゲームプログラマーがいた事です。@hoge1e3さんという方なのですが、プロフィールやツイッターを見て本職の方だと悟り、「プログラミング言語は何を使っていますか?」という質問を受けて戦々恐々としました。((((;゜Д゜)))

 ※因みにプログラミング言語はpythonとC++を参考にしています。


 謝っておきますが、きくらげはプログラマーではありません。仕事は印刷業です。

 ゲームプログラミングを理解している訳ではなく、その仕組みを読み取って物語にしているだけです。ですから、実際にそのコードを書いてみろと言われると、全力で頭を下げますね。


 プログラマーが読み手にいるということで、何かしらの厳しい指摘があるのではないかと、ビクビクしながらUPしていました。

 でも、@hoge1e3さんはとてもいい方で、プログラムのコード部分の助言や本職ならではのコメントを下さって、とても勉強になりました。ありがとうございます。




●ゲームの土台


 この物語はファンタジーの裏側といいますか、ゲームの土台をテーマにしています。ゲーム要素を取り入れた異世界ファンタジーものは多くありますが、ゲームの根幹、プログラミングに焦点を当てたものはあまりないと思います。


 ゲーム製作においても花形なのはプランナーやキャラデザなどゲームの顔と呼ばれる人達でしょう。CG、3D 、プログラマー、音響などはかなりの技術職ですし、目立つポジションではないと思います。でも、彼らがいなければゲームはゲームとして成り立ちません。

 特にプログラマーはゲームの進行において重要な役目でしょう。どんなストーリーで、どこに敵をおいて、どんな技が出せるのか、全てにおいて関わってきます。本当に縁の下の力持ちです。




●プログラマー


 作中で主人公の直人を神様のように表現していますが、それはきくらげがプログラマーを神様のように思っているからでしょう。アレを理解している人ってスゴくないですか!?きくらげは頭がパンクしました!ネット社会において、超重要職でしょう。


 そんな難解で複雑な作業だからこそ、プログラマーは努力と忍耐のいる職業だと思います。筧たすくさんがレビューで書いていたのですが、直人は『与えられた』力ではなく、『己で努力した』力を使っているとありました。


 その辺もイマドキではないなと感じていました。大体転生・転移すれば、チート能力、強ステータスが『与えられる』のが定番です。でも、直人は自分の知識と経験で問題を解決しています。少々、泥臭く野暮ったいですが、自分で『努力した』力が一番の最強スキルだときくらげは思っています。




 そんなストーリー構成が読者の方々に刺さるのかは、私には判断できません。でも、これを読んでプログラマーの偉大さやゲームを作る人の情熱を知ってもらえればなと思います。(印刷業が何言ってんだ!)すみません……。





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