17.書き始めたきっかけ
昔過ぎて忘れました(笑)。
でもまあトリガーが何だったかと言われれば、僕の場合はTRPGと古本屋ですね。
TRPGの説明は一言では難しいのですが、簡単に言うと「ルールに沿って自由に遊べる大人のごっこ遊び」です。
最初に出会ったのは中学二年生。『ソードワールドRPG』という当時一番人気だったシステムで同級生と遊んでいました。
物語に没入する感覚に目覚めたのは小説よりもこのTRPGが先でしたね。いやー楽しかったなあ。いま思い出してもニマニマしてしまうぐらいに僕には貴重な経験でした。
そうして繰り返し遊ぶようになると、GMというゲームの審判をする人が「シナリオ」と言ってあらすじのようなものを書かなきゃならなくなるわけですよ。結果的にはこのGMをやるようになったことはとても大きかったですね。このシナリオ作りは結果としては物語を創作する練習になっていました。そして「どうせやるならみんなをびっくりさせたい」という組み立てもこの頃に培ったように思います。
古本屋巡りを始めたのは高校に入ってからだったと記憶しています。昔は個人経営っぽい小さな古本屋が結構あって、文庫本が三冊百円とかで売られてたんですよ。ひたすら立ち読みして、買って帰ってまた読んで。
当時は短編やショートショートが好きでひたすら読み漁っていました。星新一、阿刀田高、半村良、火浦功、筒井康隆……。特に阿刀田高はお気に入りでしたね。ゆったりと始まってストンと終わらせる感覚は自然と模倣できるぐらいには読み込みました。
そんなこんなでショートショートを書くようになって、TRPGのリプレイなんかも書いて、ソードワールドの世界観で中編を書いて、大学で連作短編なんかを書いて。
社会人になってからも公募に出したり掲示板でエロ小説を書いたりと何やかんや書いていました。
こうして振り返ると、寡作ながらずっと書き続けているようですね。やれやれ。
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