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修道院の秘密の部屋。

アーサー修道士は上半身裸で膝をつく。

司祭(男)はアーサー修道士の前を左右に行ったり来たりする。


司祭(男)「アーサー、なぜここに呼ばれたか分かるな」

アーサー「……はい……司祭様」

司祭(男)「答えよ」

アーサー「あの日、マリアを見逃してしまったからです」

司祭(男)「そうだ、さすがだアーサー。では、なぜ取り逃がした。答えよ」

アーサー「あの日は……その……とても疲れていまして……気が付いたら眠っていました」

司祭(男)「アーサー、眠くなったらどうすればよいのだ。お前は賢い、すぐ分かるはずだ」

アーサー「……苦痛を与えることです」

司祭(男)「そうだ、アーサー。では約束を守れない者にはどうすればよいのだ。答えよ」

アーサー「……苦痛を与えることです」

司祭(男)「その通りだ、アーサー。この苦痛はお前のためにある」


司祭(男)はアーサーに鞭を打つ。


司祭(男)「この無能が! お前の失敗のせいでこの私が罪人になりかけだのだぞ! 私の顔に泥を塗って! この恥知らずが!」

アーサー「ああ! 申し訳ございません。司祭様!」

司祭(男)「はあ、はあ……分かればいいのだ。よいか、この痛みを忘れるな。次はないと思え」


司祭(男)が退場。

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