2-9 ムトゥル、発見!
ムトゥルの行先を推測するパーティーの面々。次の目的地であるステアラで集合し、ムトゥルを確保に向かう。
ロラン:二人分出すと消し飛ぶな……
キッカ:本当にごめんなさい……
ソルベ:手持ち、宿泊費で、100G割った……!
ロラン:ここまで使って交通費経費で落ちないの、辛い。
ソルベ:流石に交通費バカにならないね~このシナリオ、報酬殆ど飛ぶんじゃない?
ゴッドフリード:残念な事に同業他社だからなぁ……。
キッカ:下請けは悪い文明。
ゴッドフリード:まぁ、この怒りはボスにぶつけよう。
キッカ:そうですね、待遇の話は後でしましょう。街に蛮族が紛れてるんですよ。
GM:じゃあ各々消費して貰って、ステアラへ。発見ポイントが3点に到達し、PTがムトゥルと同じ座標に存在するのでイベントが発生するよ。
ゴッドフリード:よし……!
GM:――キミたちは、ついにムトゥルを完全に捕足した。相手は、まだ自分が追い詰められていることに気づいていない。満を持し、キミたちはムトゥル逮捕に動く。
GM:てなわけで。こうやる!みたいな作戦があれば。
ゴッドフリード:向こうは気づいてないから隠密で近づいてドーン、くらいしか無くないか?
キッカ:一応、考えましょうか。向こうはまだ気づいてないですし。
ゴッドフリード : 「――――さて、ようやく追いつけたな……」
ソルベ:「う~、さぶっ。どうやって捕えようね、全方位囲う?」
GM:多分そう
キッカ:「3人で押し囲んでばん、でしょうね」
ゴッドフリード:「それだと後衛に近づかれた時が危ねぇな。普通にこっそり近づくしかねぇんじゃねぇか?」
ソルベ:「後衛は後衛で適当なポジに。キッカちゃんとこが比較的安全かな?」
ミヒャエル:「守ってくれたまえキッカくん。吾輩はか弱いウサギちゃんなのだ」
ロラン:「あ、か弱さなら大差ないのでよろしく~」
キッカ:「……危なくなったときは守りますよ」
GM:こっそりするなら近づく組が隠密判定になるよ、がんばってね。
キッカ:私は金属鎧なので無理of無理ですね……。
ソルベ:それじゃひそひそ行こう。ゴッドフリードさんと二人で。
ゴッドフリード:うし。隠密……(ころころ)13。
ソルベ:こっちも行っとこう。(ころころ)8……ちょっとダメっぽい、ごめんね。
GM:ふむふむ。ソルベの足音に気づいて、ムトゥル(?)が振り返る。
ソルベ:「あっゴメン……やっほ、お兄さん。ちょっとそこで飲んでかない?」
ムトゥル(?):「なんだァ……てめぇ……」
ゴッドフリード:「通りすがりの冒険者だが?」スッとインターセプト。
ムトゥル(?):「チッ、冒険者か。ってことは……バレちまったなら仕方がねェなぁ!!」
GM:そう言うと、ムトゥルは変身を解きます。ドワーフではなく、どこからどう見ても屈強な蛮族の姿に。
ゴッドフリード : 「おいおい……ただ冒険者が通りすがっただけかも知れないのに物騒だなぁ!!」
ソルベ:「そうそう、早とちりはよくないな~」
ミヒャエル:正直スピード感でちょっと笑ってしまったぞ
ミヒャエル:「判断力はどこに置いてきたのだろうね……」ヒソヒソ
ロラン:「追われてるストレスかな……」ヒソヒソ
キッカ:「まぁムトゥルは指名手配犯ですからね……」ヒソヒソ
ムトゥル(?):「……う、うるせぇ!! ここで周りのヤツら全員殺しちまえば問題ナシってヤツなんだよッ!!」
ムトゥルが焦る。まさかそう返されると思ってなかったGMも焦る。
ゴッドフリード:「お、おう……」
ソルベ:「わー、オーガ種だったなんでびっくりだなー、どっから本人の犯行だったんだー!」(棒読み)
キッカ:「大人しく輪廻に還りなさい、穢れた魂」
ムトゥル(?):(怒り狂っている)
ゴッドフリード : 「まぁ……やるか!! 折角だし!!」
ロラン:「う~ん、何ともいえないことになってきたな」
GM:……ボス戦なのにとんでもない小物感が出ちゃったなぁ。
ゴッドフリード:実際小物だしな、逃げ回ってたし……さて、戦闘だな。
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