美しい描写で綴られる、甘やかな休日の朝。それは、確かにあるはずで、あったはずのごく普通の日常。そんな日常が、心から大切だと思わされる作品です。読後の余韻に痺れさせられました。この作品に辿り着いた自分を誉めたいです(笑)とっても素敵な作品、読ませていただきました。ありがとうございました。
春の朝の穏やかな雰囲気を見事に描き切って、そして「その後」の風景も残酷なほどに強烈に描いています。甘い時間は誰のものだったのだろう。いい夢を見られると嬉しいけれど、本当嬉しいものなのだろうかと思わず考え込んでしまいました。丁寧な描写が美しい掌編です。