第35話⁂二人の行方!⁂
{あの家は呪われていて、理事長陽介が産婦人科の院長達也を殺害している。更には人里離れた敷地内で子供を焼き殺している}
樹は美紀の話を聞いて最初は憤りで頭の中が真っ白になりましたが、よくよく考えたらこれは大変な事、居ても立ってもいられず、事実はどうあれ真実が知りたい一心で樹里亜の携帯に電話をしたのです。
一方の樹里亜は憧れの陽介から電話をもらい「ヤッター!」と喜び勇んで電話に出ます。
あの日は終始、今どきの女子大生の話で終わってしまったが、そういえば今度フランスで会った時の話を詳しく話してくれくれると言っていたのに、まだ何も聞いていなかった事を思い出して、今度こそ色んな話が聞けると思い急いで携帯に出たのです。
すると樹から思いもよらない言葉が???
「重要な話がある、伝えておかないと大変な事になるかもしれないから会って話したい」と電話をもらい嬉しさ半分、何かとんでもない話のような不安半分で待ち合わせ場所の喫茶店に出掛けたのです。
やっと始めて2人で会えた記念する日にも拘らず、樹の余りの不安気な悲壮感漂う表情に樹里亜も何かとんでもない事が起こっているに違いないと、すぐさまキャッチして「一体どうしたんですか?そんな暗い表情で樹さんらしくありませんよ」
すると樹が開口一番「実はあんまりな話だから言うけど、美紀ちゃんがあの家は呪われていて、理事長陽介さんが産婦人科の院長達也さんを殺害している。更には人里離れた敷地内で子供を焼き殺していると俺に話してくれたんだ。それ本当なのかい?」
「アアアア!そんな風に伝わっているのね、とんでもない話。実は父が?躁うつ病で自殺未遂を図った事が有ったの、救急車で運ばれて行く時に『陽介よくも俺をオトシイレヤガッテ!お前は俺を殺そうとした!』あの時はこんな閑静な住宅街に救急車が来たので一時は騒然となったのよ。その時に父が?うわ言で話していたのを近所の住民達が聞いていて話に尾ひれが付いたのだと思うわ。それと子供達が焼き殺されているって一体どういう事?そんなんだったらとっくに警察に捕まっていると思うわ。私もおばあちゃんの家で育ったから分からないのよ?『そう言えば丁度中学の頃の話だけど、歴史でドイツの歴史を習っていた頃に、美紀ちゃんと学校の帰りにヒトラーの話になり、美紀ちゃんが狂人総統(元首)ヒトラ—が人肉を食べていた。と言う話から私も話の流れで、父が?人間の腐った肉の焼き焦げる匂いは半端ないって言っていたよ!』と美紀に話したことは会ったのよ。でも?何故?そんな事を、こんな重大な、とても口外出来ない残虐な話にまで持って行っているのよ。何の証拠無いのに、まかり間違っても絶対に口外してはダメでしょう。美紀は一体何を考えているの?どういうつもり?アアアア???でもここ数日父に会っていないわ?それに父が?何か怪しい実験?研究?をしているって話は、両親は隠しているけど、コッソリ聞いてしまった事は有るわ。一体それが何なのか?」
樹は樹里亜の行く末に不安を感じて「その謎について徹底的に調べる必要が有る樹里亜ちゃん一緒に調べようよ!」
「私もそう思うわ。樹さん一緒に調べて下さるの?こんな事に付き合わせるなんて。」
「良いんだよ。乗り掛かった舟だ。一緒に徹底的に調べよう」
「本当にありがとうございます」
樹と樹里亜は時間が空けば行方不明の父親?探しに、父親?の怪しい実態探りに奮闘しています。
その合間に若い2人は、ハイセンスなブランドショップやレストランがそろう「表参道ヒルズ」に出かけたり…………。
東京湾に浮かぶ人工島「お台場」。
観光施設や公園がいくつもあり、映画鑑賞やミュージアムめぐり、ショッピングやグルメなどを楽しんでいます。
お台場海浜公園の波打ち際で夜景を眺めたり、大観覧車から7色にキラキラ輝くベイエリアのライトアップを一望したり、ロマンティックな夜のデート。
求め合うがままに熱い抱擁を💛**⋆・熱いキスを*。*⋆・💋・*⋆・
益々恋の炎が燃え上がる2人ですが???
行く手には更なる難題が降りかかり???
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