第18話 かわらない日々


僕は学校に行くのが憂鬱だった。

あゆみに何て声をかければ良いのかわからなかった。

そんな僕を見かねてかあゆみの方から声をかけてくれた


昨日はビックリしちゃったよ

急にあんな事、言うから

でも、たぶん嬉しかったよ


精一杯、言ってくれた声は少し震えていた


その後も僕は声をかけれなかった。


給食の時間は机を寄せて前後隣同士が一緒にご飯を食べる

あゆみと僕は同じグループだったが僕はあゆみとしか話す人がいなかった。

でも、学校にいる時はグループの中にいる事が多くなっていたあゆみだったので

一緒に帰る時しか話さないそれも少なくなっていたが


昨日、久しぶりに一緒に帰って久しぶりに一緒に遊んだ

楽しくて楽しく僕は感情のまま好きって言ってしまった。


きっと一緒に帰る事はもう二度とないと思っていたが

今日も、あゆみから一緒に帰ろうと誘ってくれた

僕はとっさに良いの?ってあゆみに聞いてしまった。


あゆみはいつもの笑顔で

私が誘ってるのに私から駄目とは言わないよ

だから一緒に帰ろっ


嬉しかったでも話せなかったけど

あゆみはいつもより話していた

僕は「うん」としかずっと言えなかった。


あゆみの家が近づいてきた

バイバイの時間がもうすぐそこまできている

あと少しあと少しと思っていたら


あゆみが僕の顔を見上げ

大丈夫?

僕は頭をコクリとし大丈夫だよって答えた


なら良かった!

今日も、一緒にあそぼ!

待ってるね

と言ってあゆみは小走りをして別れた。


昨日の事が本当は無かったのではと感じてしまったが

そんな事はなかった。


ランドセルを置いてあゆみの家に着きノックした

家に上がると今度はあゆみから


私も好きだよ

好きじゃなかったら一緒に帰ろうとか

私のお家の事なんか言わないよ


両思いだね

私たち

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