かくれんぼ を聴いて※男性視点①
『奏の物差し』より
※注意
男性作者が描いた女性主人公のエピソードになります。
男性作家の書いた女性向けの恋愛小説などに強い違和感や抵抗がある方は読むのを控えていただくことをおすすめします。
「もしもし、
奏ちゃんのことだけど。
少し落ち着いたみたいだし、
もう大丈夫そうよ」
「最近、奏にいくら連絡を入れても返信が来なかったんで、俺心配で心配で、夜も眠れ無かったんですよ。
お姉さん、ありがとうございます」
「いいのよ♪
お隣さんとして幼い頃から成長をみてきた奏ちゃんは私にとってまるで妹みたいな存在だから。
ところで、最終的に決めるのは奏ちゃん自身だから、そこはわかってあげてね」
「はい」
「奏ちゃんは今、凄く苦しみながら自分が望む生き方を探すことで必死なのかもしれないわ。
だから、君の望む応えはすぐに、
いいえ、もしかするとずっともらえないかもしれないよ?
それでも君は奏ちゃんの気持ち、
ちゃんと受け止めてあげられる?」
「俺は……!!」
ピピピピピピピピ……
「ごめんなさい、
旦那から電話みたい」
「俺、既にあいつの自宅近くのコンビニまで来てるんで、
今からすぐあいつに会ってきます!」
「頑張ってね、
「はい!!」
そして、奏ちゃんも……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます