本格版トマトソース(第81話)

今回は第81話に登場するトマトソース。

本格的なレシピで作っているシーンを書いていますし、そのトマトソースを前提に書いている話も多くなるのでレシピも書かざるを得ないかなと思ったんですよ。


さて、トマトソースって色んな料理に使いますよね。

例えばピッツァの場合だと……

 ・オルトラーナ(Ortolana)

 ・カラブレーぜ(Calabrese)

 ・サルモーネ(Salmone)

 ・ディアボラ(Diavola)

 ・パルマ(Palma)

 ・ペスカトーレ(Pescatore)

 ・マルゲリータ(Margherita)

 ・マリナーラ(Marinara)


将平はビスマルク(第91話)にもトマトソースを使っていますね。実は、ビスマルクは半熟卵が載った料理のことなので、トマトを使っても使わなくてもビスマルクです。

もちろん、トマトソースをベースにしてトッピングを変えれば色々作れます。

パスタなら具材やクリームとも組み合わせられるので、大げさに言うと無限に増えていきます。


自宅で作ってもガラス製の保存容器なら冷蔵庫で2週間は保存できるし、小分けにして冷凍保存もできます。

実は何よりも楽なのは、カゴメのトマトソース缶(300g)を使うこと。実は材料費的にもその方が安価だったりします……。


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【材料】

・ホールトマト缶        1缶(400g)

・ニンニク(国産)       1片(大粒)

・玉ねぎ            中1/2

・ニンジン           中1/4

・セロリ            1/4本

・自然塩            小さじ1

・オリーブオイル        大さじ3

・スウィートバジル(あれば)  4枚程度


【作り方】

1. ニンニクは瓶の底や包丁の腹で叩いて潰し、皮を剥く。


2. ホールトマトはボウルなどに開け、潰して種を取り除いておく。


3. 鍋にオリーブオイルを入れ、1 のニンニクを入れて弱火で煮る。


3. ニンニクに火が通り、表面がきつね色になったら香味野菜(玉ねぎ、ニンジン、セロリ)を鍋に入れて炒める。


4. 表面に焼色がついてきたら、ホールトマト、自然塩、バジルを入れて潰しながら中火で煮る。沸騰したら弱火に落とす。


5. 全体量が2/3になるまで煮詰まり、全体の色が朱色になってきたら香味野菜を取り出して出来上がりです。

 出来上がったトマトソースは冷めてから煮沸消毒したガラス瓶に入れて保管します。


※ 出来上がるトマトソースは300g程度になるはずです。

※ 味見して、酸味があるようだったら砂糖を少々入れて少し煮込むと消すことができます。


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※ 鍋は18cm程度のミルクパン、ソースパンを使うといいです。

袋麺を茹でるにも使えるのでおすすめです。


※ 一般家庭には無いと思いますが……ムーランやシノワがあれば濾しましょう。漉し器がない場合、ホールトマトではなく、ダイスカットトマトを使うと便利です。


※ ニンジン、セロリを使わずに玉ねぎをみじん切りにして炒めて作る方法があります。3 の工程でみじん切りにした玉ねぎを炒め、きつね色になるまで混ぜながら炒めてからホールトマトを入れて作ります。玉ねぎは溶けるので気にせず使えます。


※ 最も簡易な方法は玉ねぎ、ニンニクも入れずにホールトマトと塩だけで煮る方法です。

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