第7話 結婚式の方向性
美月とミキが食事をしてきた次の日。
健司と美月は、結婚式をどうするかを話し合った。
二人とも、もともとは結婚式をやることに積極的ではなかったので微妙な話し合いではあったのだが。
「やっぱり、健司さんのタキシード姿を見るのは最初で最後になりそうですし・・
。一応結婚式をやっておいてもいいかと思いました。ただし、家族だけにしたいです」
「そうか・・・。あ、家族だけと言ってもミキさんは呼ぶんでしょう?」
「そうですね・・・いいですか?」
「まぁ今更いいですけど。じゃあ、どんな感じのところでやります?教会みたいなところ?」
「そうですね、どういうところがあるんでしょうね」
「ブライダルフェアみたいなものもあるようだけど、まずはネットで調べてみようか」
二人で、パソコンを見ながら調べる。
その間、健司は気が気ではなかった。
”コスプレを希望するのではないか・・”
すると、健司の心を読んだように美月が言った。
「そういえば、ミキちゃんがコスプレの衣装があるって言っていたんですけど、あれはやらないですよ?」
「え・・そうなんだ」
「私、あの衣装を着る自信ないですから」
あぁ・・・そういう理由?
そう思いながらも、健司はほっと胸をなでおろした。
いろいろ調べると、会食のみのプランや挙式+会食のプランもあるようだ。ただ、意外なことに・・
「挙式つけても会食だけのプランと、あまり値段が変わらないんですね」
「そうだね、意外だね。それより、食事する人数で値段が変わるみたいだ」
どうやら、食事代が一番かかるようである。
家族だけだと10名プランでも十分ではある。
「会食なしだと、一気に安くなりますね」
挙式だけやって、会食は別にレストランでやるという方法もある。
そもそも、タキシードやウェディングドレスを着たまま食事というのも・・食べにくそうだし。万が一汚してしまったらなんて考えてしまう。
「どうやら、無料で相談できるサロンがあるようだから今度行ってみようか」
「はい、そうですね」
まずは専門家に相談しよう。
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