第八話

「おひさ~」


「ちーっす」


「候補者、二人、見つけたで~」


「あいよ~。で、どんな感じ?」


「なかなかに、面白い。と、頭のいい子、やな」


「しかし、神才じんざい豊富な宇宙せかいなのに、こっちに派遣されたのが、一名だけって。あなたの秘書さんが怒ってた、わよ」


「マジか!」


「マジ」


「でも、めっちゃ、優秀やろ」


「優秀過ぎて。技術開発部連中が、乱舞してる、わ」


「国語、大丈夫か? 乱舞やで、漢字、間違ってんで。じぶん」


「合ってるわよ、狂気で乱舞してるのよ。狂気の科学者マッドサイエンティスト、で」


「ぉぅ、なるほどな。上手い」


「ありがとう。で、話、戻すわ。次は、それなりの数、送ってくれない。前回は、あの宇宙せかいの情勢を考慮。そして、あなたの判断を尊重して統括部が承認、結果、一名だけでいいとしたけど。今回は、神人確保を最優先事項にしてほしいのよ。優秀な神才を遊ばせておくほど、余裕がの、よ」


「わかっとるって。前回よりも結構な時間経過して情勢が大きく変化してるから。今回は、そこそこ人数、送れると思うから。安心せぇや!」


「楽しみにしてる」


「で、そっちは?」


「こっちも、各、宇宙せかい同士の繋がりを利用して順調に計画進行中、よ」


「りょうかい、了解。では、また」


「では、また」

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