無限宇宙制作委員会

第九話

「へぇ～。単独で、“来攻迎撃弾（インターセプター）”と、おなじ――こうじげ」

「めずらしく。ちゃんと、お仕事されているみたいで」

「その言い方だと。わたし、全然、ちゃんとした――仕事してないように聞こえるんですけ、ど」

「仕事されていることは、存じ上げてます、よ。神（わたし）たちに、無駄な仕事を増やす仕事をされていること」

「いや、いや、いや。それだと――わたし、一人だけが！　迷惑かけてるみたいじゃない！！」

「九分九厘（くぶくりん）。究極神（あなた）、さま、です」

「エセ、カンサイジン――ジケン、オコシタ」

「…………、…………」

「…………、…………。…………、…………」

「そう、そう！　いい、お抹茶、送ってもらったんで――点茶（てんちゃ）を。茶菓子は、どれになさいますか？　八ツ橋（やつはし）、ちご餅、やきもち、長五郎餅（ちょうごろうもち）、阿闍梨餅（あじゃりもち）、行者餅（ぎょうじゃもち）、狐煎餅（きつねせんべい）、おせき餅、水無月（みなづき）、走井餅（はしりいもち）、さくら餅」

「ふふん。買収されて、あげよう」