《ネタバレ》登場人物紹介

※作中の七つの大罪とそれに比肩する動物、および対応する美徳は、wikipediaに準拠しています。


ヘルム:男

主人公の回復術師。何も悪くないのに追放されたと思ったら自分が崩壊のきっかけだった人。本編後の行方は知れないが、非公式の記録には「魔王との戦いで信頼する仲間を失い、長い旅に出た」と書いてある。一度だけ、石碑の前に佇み花を供える姿が目撃されている。

《怠惰》フェニックスの杖



エルヴァン:男

冒険者パーティ「鋼炎の牙」リーダーの剣士。

元は、調子乗りだが謙虚で、冷静にパーティ内部を見ることができた。フラヴェラに告白して振られた後、それとなくヘルムに告げることで遠回しに背を押そうとした。惜しい男を亡くした。

《傲慢》グリフォンの留め金



フラヴェラ:女

パーティの要である魔術師。

純潔の戦乙女。ヘルムのことが好きだったが、奥手でうまく言えなかった。性質が反転・増幅した結果、一番最悪な結果になった人。

ただし、反転して獲得した悪徳は「色欲」のみ。

《色欲》兎のローブ



ジョヴィオ:男

斧使いの重戦士。普段は寡黙だが、戦闘時になるとバーサクする特攻隊長。オンとオフをはっきりと使い分けられていたが、性質が反転させられたことにより怒りに支配されてしまった。

《憤怒》ドラゴンの鎧



サブリナ:女

弓使いの女性。かなりの美女。以前は節制して鍛えて腹筋も割れていたが、迷宮に入ってからは暴食に取り憑かれ、最下層にたどり着くころには太り気味になっていた。

《暴食》ケルベロスの革製の胸当て



レンツィ:女

盗賊の少女。エルヴァンに思慕のような情を抱いていたが、当のエルヴァンはフラヴェラに告白したことに嫉妬していた。迷宮の探索の早い段階から視線に気付いているなど、感覚は鋭かった。

《嫉妬》蛇の目、または太ももの蛇の刺青



《狂乱の魔王》:迷宮の主

巨大な瞳の体に人の指が脚として生えた魔物。迷宮内の魔物や人間がことごとく狂乱する性質は、この魔物の力によるものである。

実は本体の強さはそれほどでもなく、数人でかかれば充分だが、この《狂乱》が死ぬほど厄介で、迷宮を進む間に徐々に症状が進行。内部崩壊を引き起こす。

元ネタはRPGの状態異常の「混乱」。ヘルムによって強欲に例えられた。

《強欲》蜘蛛

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追放から始まる僕と最強美少女の《怠惰》な冒険譚 ~戻ってほしいと願ってももう遅いしダルいからとりあえず三文字で纏めて~ 冬野ゆな @unknown_winter

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