第7話 嘘

 そのまま意識を失ったらしい。その後のことは覚えていない。

「ってここどこだ?!」

 気が付くとそこは、自分のベットの上で寝ていた。

 隣には、真がいた。話を聞くと、俺が倒れたと葵が真に連絡し、

 来てくれていたようだった。

 俺が気が付いたことを確認した真は、喜んでいた。

 ただ、さっきあんなことがあったからなかなか顔を合わせにくい。

 ただ、葵が真のことが好きなことは、真は知らないみたいだった。

 無言が続いて3分くらいたった頃、真が話し出した。

「そういえば、どうだった?葵の件」

 と、俺に聞いてきた。

(ここで真にいったら…んーどうなるんだ いや、だめだ。言えない。でも、真に

 『嘘』をつくことになる。でも、でも、でも…)そして考えた結果、

「何も教えてくれなかった。」

 俺はただそれだけ言った。俺がそういうと真が

「じゃあ俺がもう一回聞いてくる。いつまでも恥ずかしがっていたらいつになっても

 正直に言えないままだからな。」

 真がそういうと、

「ちょっと葵に所に行ってくる。」

 と言って、部屋から飛び出していった。

「ま、待てよ真!!」

(本当の葵の気持ちは真には知られたくない!!)


 この後、聡と真の物語ではどのような関係になるのだろうか

 次回もお楽しみに!!


 つづく

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