♯0-1


 金髪の女性は手紙を読み終わる便箋を封筒に戻し、そのまま暖炉にくべる。


「あの子によき相棒ができたようだな」


 金髪の女性は手紙が炎を上げて燃えていくのを見ながらそう呟いた。


「お嬢様、ご飯の準備ができましたよ」

「ああ、すぐに行く」


 金髪の女性はメイドの声にそう返すと壁に立てかけられたレイピアに目を向ける。


「さて、私も頑張らねばな」


 待たせるといろいろと面倒なので金髪の女性は部屋を後にしたのだった。

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記録商人〜語れない話〜 おもちゃ箱 @ochamo

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