空からドラゴンカーが降ってきた

 ドラゴンカーに乗りたいという夢を持っていた主人公が主役のお話です。
 大人になるにつれてそれは叶えられそうもない夢だと理解して、相棒のウォンバットカーと共に日々を過ごしていると、よろよろとした高齢のドラゴンカーが空から墜ちてきた……という導入から始まるお話しです。
 天空都市があったりして、ファンタジー感の溢れる世界なんですけど、するっと入って来る設定がすごく好きです。
 読んでいる内に「そういえば、こういう部分はどうなんだろう?」という疑問にもちょうどいいタイミングで答えてくれるとても心地よい読み心地の作品でした。
是非読んで欲しい素敵な現代ファンタジーでした。