俺様の金玉は真実に基づく
ある日起きたら金玉消えた(川柳)
由々しき事態である。まるで初めから何もなかったかのように、長年の相棒がどこかへ行ってしまったのだ。
おっとっと、相棒じゃなくて相玉だな。棒はまだまだ健在なのだ。
夢なら覚めてくれと願い、咄嗟に蟻の門渡りをつねったが、虚空を掴むだけだった。夢かどうか確かめることも叶わないのか。
きっかけとなる出来事はあったか。昨日のことを思い出してみよう。
昨日は、朝起きてベーコンエッグを食べた。卵が双子で幸運を感じた記憶がある。双子の目玉焼きはほぼ金玉だが、ここで俺が自分の金玉を食ったとは考えづらい。俺の金玉ならば、食べごたえはもっとYUMMYに違いないからだ。
そのあとは出社したはずだ。
そして......そうか。
思い出したぞ。昼休みの前、暇で暇でしょうがなかったから、俺はトイレでイチモツを
たまらねえ 一物こいて 玉がねえ(俳句)
その仕業か?そうに違いない。俺はあの時、何かをされたのだ。
聞いてくれよビーナスよ。あれは、なんというか、悪気はあったんだ。しかしよお、気分としてはこう、散歩にでも行く感じで、ほら、散歩ちんぽってな感じでよお。
ギリギリのピストル射精うなぎ。そうだ、俺の異名はあんたも知ってるだろ? 俺はああいう時、辛抱がならなくなっちまうのさ。
いいえ、あなたは墓場でくたばりなさい
突如、脳内に
いいですかい、ビーナス。俺は何と言われようが、自分の信念は曲げねえ。そそり立ったイチモツがなによりも真っ直ぐなようにだ。
アンタが俺の金玉を奪うというのなら、そうだよ、俺はアンタからその誇りを取り戻すまでだ。
見てろよ、このツィンポ。
◇
俺は絶対に優秀なのだよ。
俺は絶対に優秀なのだ。
俺は誰よりも将来有望な人間なのさ。
けーろけろけろけろ。見た
五月蠅い五月蠅い五月蠅い五月蠅い五月蠅い五月蠅い五月蠅い五月蠅い五月蠅い!!!!!!
黙りやがれ黙りやがれ黙りやがれ黙りやがれ黙りやがれ黙りやがれ黙りやがれ黙りやがれ!!
俺のことを馬鹿にしやがって、このタヌキ野郎。皆、俺のことなんかタヌキの皮みたいにピクリールばいんばいんっていいって思ってんだろ?????ええ??そうなんだろ???
ぴーよぴよぴよ。見るからにミンチにされかけてる豚の死骸だわね。てぃろりんっ☆見せチンポ。ぴーよぴよぴよ。かわいそうにカワウソうに。ニンジンをぶら下げれば走るだけの勃起寸前の馬にでもなっちまったんだねえ。馬殺しの滝壺?????
便々チンポ?????ぴーよぴよぴよ。
ぴーたらぴーたらさえずりやがって、てめえらがそうやって俺のことを馬鹿にしやがるから、俺はあの日、ナイフを持って――。
しーはーしーはー。ちくとんちくとんちくとん。小生の巧みな足捌きを見た
生き続ける。そして、ちんちんがぴんぴろぴーん
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