血と心

※読了後、要解説文ご一読。(誠に恐れ入ります)

血の繋がらない両親に愛されない子供たちは多くの血を流してでも彼らと“血で繋がった”親子であろうとします。
しかし結局最後まで愛情を与えられず私利私欲のためだけに利用され、血液も体力も気力もすべて失った彼らは両親の願い通り自殺の選択をしてしまいます。
子供達の無念は彼らの犠牲によって生まれた“両親と血の繋がった赤子”の血の中に呪いとして残り、両親の子孫らは血が受け継がれていく限り彼らの血(呪い)の鎖に繋がれた人生を歩むことになるでしょう。
(子孫が血縁を絶ち、他人を家族として愛し“心で繋がった家族”となるまで呪いは続く)
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このお話は元々絵ありきの絵本テキストとして書いたものなので、本文だけでは内容が全然伝わらないかと思…続きを読む