第23回角川ルビー小説大賞用あらすじ

 ある朝、桜井奏汰が目を覚ますと、同じベッドで眠るルシファーがいた。しかも、ルシファーは奏汰を嫁にすると宣言してくる。

 そんなことは了承できないと反発する奏汰だが、家を魔界に接続されてしまい、渋々とルシファーの城館で暮らすことに。魔界では、ルシファーは手広く商売をしていることを知り、悪魔とはいえ自堕落な生活をしていないことを知る。さらにルシファーは、快適さのためには働くのは当然という思考の持ち主でもあった。

 押しの強いルシファーに振り回され続けることになるが、必死に奏汰を振り向かせようとする姿を見るうちに、一緒にいるのもありかなと思うようになっていた。

 しかも、ルシファーは大学にいる奏汰の姿を見て一目惚れしていたことも発覚。猫の姿で、実験に失敗した奏汰を慰めていてくれたのだ。

 ルシファーと親友のサタンやベルゼビュートのおかげで、魔界での生活にも慣れた奏汰。しかしある日、感情的になって街に飛び出したところで、悪魔たちに襲われそうになるというピンチに見舞われる。

 間一髪のところでルシファーに救われ、彼のことが好きになったのだと素直に認めることが出来た。さらに、ルシファーは街から危険要素を排除すべく、街角にネットカフェを作り、そこに危険な奴らを誘導してしまうのだった。

 しかし、ルシファーに抱かれるというのは、なかなか了承できない奏汰だ。それでも、一緒にいることが心地よくなり、触れ合うようになっていく。そして、ルシファーが連れて来てくれた海辺のホテルで、ついに結ばれるのだった。

 ところが、二人がパートナーになることに異議を唱える者がやって来る。それは天使のガブリエルだ。ガブリエルはルシファーが人間を誑かしているのではと疑うが、ルシファーだけでなく、騒ぎを聞きつけてやって来たサタンとベルゼビュートからも否定される。さらには当人の奏汰からも違うと言われ、渋々と天界に帰っていくのだった。

 が、この事件を受けて、ルシファーは奏汰をパートナーとして、魔界中に知らせることを決意。日本酒飲み比べフェスを開き、さらに住人達からの贈り物を使ってのパーティーを開きと大騒ぎ。各地から貴族たちを招き、盛大なお披露目をするのだった。おかげで奏汰も、魔界の住人から襲われる心配がなくなった。

 そして最後の仕上げとして、ルシファーは結婚式を計画。この結婚式には、あのガブリエルもやって来て、ついにみんなに認められながらカップルになったのだった。

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朝目覚めたら横に悪魔がいたんだが・・・・・・告白されても困る! 渋川宙 @sora-sibukawa

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