おまけ③ 高月さん


 旭が対戦した相手。怪物。化物。

 どうあがいても勝てないバグみたいな人。ソルト陣営の方と何度か違うバージョンで交戦したことあるけどドン引きするくらいどうしようもなく強い。

 こんな感じの人でした↓


https://kakuyomu.jp/works/1177354054885714804/episodes/1177354054887288867

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885714804/episodes/1177354054890120493


 せっかくおおだまころがしとかいう勝ち目ありそうな競技内容だったのに対戦相手を真っ先に潰しにきたおかげで全ておじゃんにされた。まぁそんだけ強ければ真面目に競い合う必要ないもんね……。

 旭の出せる最大限のインチキ最強能力ぶっぱなしたのにきっちり勝ちを捥ぎ取られた。ただのバーサーカーじゃないのも何気に強みのような気がしてなりません。普通こういうキャラって自我が蒸発してて理性が働かないとかそれなりのハンデ背負ってません?

 今回のメンバー六人がかりで押してもまだ足りないくらい強いような。というか高月さんに限らず残り五人も世界が壊れるレベルで存在感ありましたね。

 アルが闘いたがっていた相手。…ではあるが、勝てるビジョンが視えない。負け戦でもアルはやるんだろうけど。






 ア「ってかなによあの技」

 旭「〝大羿射日ひおとし火鳥彤弓らくじつ〟だけど」

 ア「知ってるでしょ?みたいな口振りで終わらすんじゃねェよ知らんわ」

 旭「中国神話に起源を持つ太陽墜としの逸話だよ。后羿こうげいの成した御業を『神門』の力で強引に具現化させた術式」

 ア「あー、落日弓の伝承か」

 旭「そう、流石に武器関連は詳しいね。ただ起動自体にとんでもない負荷が掛かったから僕自身の真名を利用して力の流れを誘導させたけど。僕の名前、〝ここのつのひ〟は九の太陽を射落とした神話とすこぶる相性が良かったからね。でも代わりに真名いのちを砕く羽目になったよ」

 ア「そんだけやっても負けてんの最高にダセェな」

 旭「言わないでね。結構気にしてるからね僕」

 ア「日緋色金ヒヒイロノカネで創った〝天貫神槍グングニル〟なら消し飛ばせるか?」

 旭「いやぁ無理だと思うよ。というかあんな桁違いの怪物、僕の知る限り倒せそうなの一人くらいしかいない」

 ア「日和とかいうガキだろ?確かに同じ無理ゲーの気配漂わせてるもんなァ」

 旭「うん、まぁ…あの子も退魔の神子で神童だったからね…」

 ア「どうせ死ぬならオレと変わってもらいたかったぜ。オレならもっと勝利に迫る死に方できたのに」

 旭「ライフの残機がある前提で話しないでね?生命って人生で一度きりのものだからね普通は」

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