自宅療養の備え

新型コロナは、発症しても濃厚接触者でも、そうと分かった瞬間から外出ストップです。発症したら発症日を含む10日間はおこもり生活。


私は子どもの感染が分かった日にまず何をしたかというと、冷蔵庫ほか食材の在庫チェックでした。療養以前に、家族4人、生きていかねばならないからです。笑 幸い当家は、もともと一週間ぶんほどの食材をまとめ買いする習慣になっていたうえ、たまたま発症前日がその買い物デーでしたので、ほとんど困らずにすみました。


とはいうものの、発熱してあまり動きたくなくなる最初の2、3日、食べたいのは普通の食事ではないですし、作るのもしんどいと思います(うちは大人の感染時期がずれ、どちらかはキッチンに立つことができたので大丈夫でしたが)。人によっては喉が痛くてまともに食べられない可能性も。

さらに、体調が回復してくると、今度は何かしら嗜好品がないとつらくなってきます。だって、外に出られないんですもん。リモートなりで仕事している時間はいいとして、さあどうやって息抜きしましょう? ねっころがってポテチでもつまみながら映画見る人もいるだろうし、お酒飲んでグダグダする人もいるかもしれませんが、何をするのであれ何かを愉しむときには、ちょっとつまめる簡単なお菓子とかが必要なものです。少なくとも私だったら、甘いものがおともになければ生きていけない……。


と、いうことで、ここでは療養の備えについてまとめてみたいと思います。


…………………………


■具合が悪い時期


病人病人している時期の長さは人によるでしょうけれど、たぶん今のコロナなら1~3日くらいが多いかと。

高熱ありで、医者にかかれず薬ももらえない……というのを前提とすると、次の物品は用意があった方がいいのかなと思います。


●体温計、パルスオキシメーター

 やっぱりこれが体調チェックの一環、うちでは頻繁に検温していました。パルスオキシメーターは入手していませんが、用意できるなら用意したほうがいいのかなと思います。万一思いがけないほどきつい症状になった場合に、救急車を呼ぶか否かの指標にできるはず。

 ちなみに大阪府の場合、コロナ陽性者の相談を受け付ける「自宅待機SOS」という専用ダイヤルがあり、ここに連絡すればパルスオキシメーターの貸与を受けることができたとか。地域ごとに同様のシステムがあるかもしれません。


●解熱鎮痛剤

 病院に行けない可能性を考え、市販薬で用意しておくほうがいいんじゃないのかな?と思います。私は発症が確定しない時期、頭痛への対処のためイブプロフェンを使っていました。

 なお、病院で処方されたのはカロナール(アセトアミノフェン)。脳症などのリスクを上げないということから、インフルエンザのお子さんによく処方されているそうです……コロナに対して処方されているのも、それを踏襲してのことでしょうか。


●発熱時に冷やすもの:「氷」を推奨

 発熱時に首や脇の下や鼠蹊部を冷やすのに保冷剤を使う方は多いと思うのですが、発熱も39℃にもなってしまうと、あっという間に温まって効果がなくなります。その点、氷は最後まで冷たいし、長持ち。たとえ溶けきっても保冷剤みたいに生ぬるくなりません。

 ということで、何もないうちに、ペットボトルに水を入れて凍らせたものを数本作っておくといいかと思います。溶けたら冷凍庫に突っ込んで、再度凍らせてローテーション。ポリ袋に氷を入れて口を縛っただけのものも、意外と破れたりせず、けっこう繰り返し使えました。


●経口補水液

 子どものひとりは、受診時に顔色を一目見た看護師さんに「脱水状態」と指摘されました。嘔吐から始まったのもあり、あまり水分を摂りたいと意思表示しなかったのもあって、私も油断していました。とにかくお茶をどんどん飲ませろと言われましたが、経口補水液があったらよりよかったのかなと思っています。


●プリン、ゼリー、アイスなど

 これはもう私が言わなくても……という感じだと思いますけれど、喉が痛い場合や食欲がないときには重宝なはず。買い置き推奨です。


●レトルトのおかゆ、レンジ調理で食べられるリゾットなど

 食欲がなくても食べられるもの、喉が痛くても飲み込めそうなもの、調理に手間がないこと……というのをすべてクリアするものというと、このへんが妥当でしょう。こちらも買い置き推奨。

 うちでは今回は使わずに済みましたが、災害用を兼ねてもともと備蓄していたので安心感がありました。


●抗原検査キット(承認済みのもの)×2/1人

 濃厚接触者のまま発症せずに済んだ場合、抗原検査キットで陰性を2回確認すれば自宅待機期間を2日間短縮できるとのこと。しかし検査できなきゃどうしようもありませんから、自宅待機を短縮したけれぱ検査キットの準備は必須ということに。

 と言っても、これ今どこで手に入るんですか?という感じですけれどね……(うちでも探しましたが、通販も含めて購入できるところがありませんでした。どっちみち発症してしまったので、短縮も何もありませんでしたけれども)。もし、どこかで入手できる機会が訪れたなら、そのときに購入しておいてもいいと思います。


……………………………………


長くなりましたので、体調回復後のための「用意しておくといいかも」は、次に。


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