とっても穏やかでいて切ない物語です。まさに恋愛小説といったらこう言うのだと思います。文章もとても情景ヤキモチが伝わりました。こういうの好物です。
こんにちは。みくりやと申します。 読む側でしたが、自分でもかいてみたくて趣味で書き始めました。 自分なりの表現を読んでいただけたら幸いです。
此岸と彼岸を結びながら、人の最期に触れて、その生命を運び続ける渡し守のアオイ。彼女はたぶん、一目見たときから心惹かれて、彼に魔法を使い、時を遡らせたのでしょうね。それが、自らを苦しめる、最も苦し…続きを読む
魂を見送るという『別れ』を前提にした切ない役目。我々の人生も出会いがあれば別れがある。多くの者を見送っても、大切な誰かを失うのは心が引き裂かれるほど辛い。彼女は自らを人ではないと言うが、果たし…続きを読む
ファンタジー世界や、幾多の命を見送るハーフエルフ。私からはとても遠い存在なはずのに、この作品では、アオイの心の揺らぎや切なさを一緒に体験する事が出来ました。短編とは思えない、ゆったりとした美しい…続きを読む
どこか暗く、薄闇に微睡む海の青。燦然と輝く月光を反射させる白く眩い青。魂の船渡しアオイの持つ悲しい宿命と彼女の織りなす切ない想いが最後まで雰囲気を途切れさせることなく、あまつさえ心地良い余韻さえ与え…続きを読む
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