第13話 永劫学園入学テスト(1)

1週間はあっという間にすぎ、永劫学園の入学テストが始まろうとしていた。


今回の人数はおおよそ400人程度。これは、過去最多の人数らしい。しかし、ここから選考がありテストの結果や魔力量、魔法量で80人程度に絞られるらしい。なかなかの倍率だ。


(海斗) 「すげー人数だな。やっぱ、人気あるんだなここわ。」

1人で呟いていると、

(アイナ) 「お久しぶりですね、かいと。」

(海斗) 「アイナ!久しぶり。元気してた?」

(アイナ) 「はい。おかげさまで。聞いておきたいのだけど、かいとはどちらのコースにいかれるのです?」

(海斗) 「どっちも受けてみるよ。」

(アイナ) 「え?どちらともうけるなんて前例がないですが。」

(海斗) 「まぁ、なんとかなるでしょ。それで、満足した方に行こうかなって思ってる!」


(永劫学園 教師) 「はい!順番にエントリー用紙をもってきてください。確認が出来次第、会場に移動し、筆記テストを行います。それでは、並んでください!」


(海斗) 「アイナは魔法だろ?あっちで並んでるみたいだし、また後でな。」

(アイナ) 「は、はい。それではまた。」

(アイナ 心) 「私、魔法適正なんていったかしら。」


魔力適正組と魔法適正組は別れている。左が魔力適正、右が魔法適正と担当の教師たちがたって確認をしている。その真ん中に偉そうな人が居たので、海斗はエントリー用紙をもって

(海斗) 「すみません、どちらも受けたいのですがどうしたらいいでしょうか。」

(??) 「うん?何を言っている。剣を持っているのだから魔力適正組の方に並びなさい。それともそれは魔法具か何かな?」

1番偉そうな人がそういうので

(海斗) 「真剣にどちらも受けたいのです。そして、それでどちらが自分に合っているのかを知りたいのです。」

(??) 「ほぉ、いい度胸だ。私が直々にやってやろう。」

(海斗) 「ありがとうございます。」

海斗は誰かも分からずに声をかけてしまう。



(永劫学園 教師) 「あの方に話しかけるなんて、あの子相当な心の持ち主ね。なぜなら、賢星ハクビエル様なのだから。」


海斗は初めて賢星に出会ったのだ。

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