第12話 入学テスト前

入学テストまではあと1週間ほどある。海斗はアルカナにつき、黒夜叉と光月の刀の意識の中で魔法属性の鍛錬、そして、刀との新たな力を試し、練習していた。しかし、テストはまだ始まらないため暇を持て余していたのだ。


(海斗) 「鍛錬ばっかだと前とやる事が変わらないから、外にでもでて街を散策しようかな。」

(黒夜叉) 「主。刀は帯刀していってください。何かあるかもしれないので。」

(海斗) 「分かってるよ、夜叉。心配してくれてありがとう。」


海斗はふたつの刀を腰に帯刀し、外に出た。

アルカナは中立都市ともあって、賑わっているのではなく、気品があり、とてもリラックスの出来る街並みだ。


中立都市アルカナには、冒険者ギルドも存在する。

しかし、派閥争いがあるため魔法科と魔力科(剣士や武術使い)に別れている。

一つだけ、混合ギルドというのも存在しているみたいだが、貴族からはいい目では見られていないらしい。


海斗は街を歩き、屋台などで串焼きを食べ、協会に戻ろうとした時。


(海斗) 「すごい魔法量の人がこっちにくる。なんだ?」

前から、黒いロングヘアーの海斗と同じぐらいの年齢の美少女が歩いてきた。

でも、強烈な魔法量だ。隠す気のない感じ。でも、それを思わせない気品のある感じだ。


(??) 「あなた、魔法量が見えないわね。そして魔力量も。」

そういうと、海斗の横を通り過ぎていった。


(海斗) 「この街にはいって、断トツの魔法量だな。。もし、永劫学園にいるなら楽しみだな本当に。」


入学テスト前に海斗はより、永劫学園というものにより興味を示していった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(??) 「剣王。聖剣第1項の使いは見つかりましたでしょうか。」

(??) 「剣王はよせって、ギャバン。歳もひとつしか変わらないんだから。まだ、見つかっていないよ。あの剣を抜くには剣の意志を聞かないといけないらしいからね。」

(ギャバン) 「ライカがぬいていれば事は丸く収まるんだがな。」

(現剣王 ライカ) 「仕方ないことだよ。俺は第2項。そしてギャバンは第3項。聖剣使いは運命で決まっているからね。」


大陸スフィア魔力陣営王宮にての話である。

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