第14話 永劫学園入学テスト(2)

(賢星 ハクビエル) 「まず、この水晶に触れるといい。魔力及び魔法適正を測る。そして筆記テストを行い、終わり次第私のいるところにくるがいい。」


(海斗) 「わかりました。とりあえず、水晶に手をかざせばいいんですよね。」

(海斗 心) 「師匠にステータスに関してはあまり見せるなって言われてたけど...。加減していくか。」


海斗は水晶に左手をかざした。そうすると、水晶は神々しい光を放った。


(賢星 ハクビエル) 「まさか。こんなにも純度のいい光属性だとわ。お前、魔法科にはいれ。筆記などはいらん。魔力科ではその実力勿体ないぞ。」

(海斗) 「それはどうも。でも、さっきも言ったようにどちらも受けて自分に合った方を選びたいんです。」


賢星ハクビエルは水晶から海斗のデーター見た。そこには、光属性、氷属性、雷属性が書いてあった。


(賢星 ハクビエル) 「この属性をもちながら何故魔法科を選ばない。磨けば賢星にでもなれるかもしれないのだぞ。」

(海斗) 「そういうのにあまり興味がないので。俺は強くなりそして守れる力があればそれで充分なんです。御教授願いありがとうございます。では、筆記テストにいってきます。」

海斗は賢星ハクビエルをさしおいて筆記テストのある会場に向かった。

周りは、海斗の行動に驚いているものもいれば妬みや嫉妬をしているものもいた。


(公爵家の男) 「なぜあんなやつが。たかが平民ふぜいがハクビエル様の言葉を断るとは。なめている...。」




(黒いロングヘアーの女性) 「彼は、街中でみた魔力も魔法も見えなかった子...。」

(??) 「どうしたの?リリスちゃん?何か面白いものでも見えた?」

(リリス) 「いえ、なんでもないわ。それよりもミラさん。講師としての責務をですね...。」

(ミラ) 「分かってるよー。リリスちゃん、かたいねー。それよりあの子、強いだろうけどあなたにはかなわないと思うよ?だって、私もハクビエルもリリスちゃんには勝てないんだから。まぁ、これでも私、ハクビエルよりかは強いけどね。」


校舎の上で外を見物していたのはこの学園で最年少で賢星となった1人と、その講師である。

賢星 リリス・シャルロッテ (最年少賢星 18歳)

賢星 ミラ・アンドリエ (永劫学園教師)

この2人の実力は学園にはいってから分かることとなる。なぜなら、リリスは賢星第1項。ミラは賢星第4項なのだから。


追記:賢星は第1項から第7項まで存在する。

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