第22話 凛の家

「おじゃましまーす」

今日俺は凛の家に来ていた。

「どうぞー」

「あれ、凛の親御さんは?」

「今仕事中でいない」

「良かった。」

「ん?何が?」

「いや、まだ緊張するから」

「そーゆーね。」

「じゃあ私の部屋に来て」

「おっけー」

俺は2階の凛の部屋に入った。

「おー綺麗じゃん」

「当たり前でしょ」

えっへんと言わんばかりに胸をはっている。目のやり場に困るからそういうのはやめて欲しい。

「で?他の感想は?」

「うーんピンク色が可愛い」

凛の部屋はカーテンもカーペットもピンク色だった。

「まぁそこそこね」

「いや、なんでだよ」

「嘘だよ」

「てかピンクで統一しろよ。なんで布団だけ白なんだよ。」

「丁度ピンクがなかったの!」

「それなら仕方ないか」

「うん」

「今日やりたい事があるんだよね」

「何?」

「2人で人ゲーム」

「人ゲーム?」

「よくあるすごろくだよ。」

「あーー億万長者を目指せてきな?」

「そうそう」

「いいね。じゃあまた負けた方は罰ゲームね」

「絶対今回は負けない」

「で内容はどうする?」

「んーー私が勝ったら、あの、エッチなことがいい」

「いいよ」

「じゃあ俺が勝ったらゴム買ってきて」

「わかった。」

「私追加するね。私が勝ったら光星が買ってきてね」

「いいぜ」

「よしスタート」

俺達は人ゲームを始めた。

最初のうちはお金を貯めていた俺だったが途中からお金を奪われてばかりだった

「おーいまたお金取られるじゃん」

「光星運ないね」

「凛お金持ちすぎだろ」

「へへ、これで光星の罰ゲーム確定かな」

「まだ中盤だからわかんないよ」

「よっしゃーサラリーマンからIT社長になったー」

「月収10億円」

「これは俺の勝ちムーブですね」

「でも今の差を埋めるのはきついんじゃない?」

そして勝負も終わりになってきた頃

「うわぁーーー最悪」

「どんなマス?」

「今日の調子絶不調30億円捨てる」

「ははは、やばいね」

「最後の最後でこれは終わったわ」

「光星どんまい」

俺達はゴールした。

「じゃあ私から言うね。」

「私は120億円ピッタリです」

なんかえげつない数字出してるな。

「俺は35億円です」

「はははははは、光星弱すぎ」

「クソなんでこんなことに」

「じゃあ光星買ってきてね」

「わかったよ」

俺はコンビニまでゴムを買いに行った。買う時店員がめっちゃ見てきたが俺は気にしない。

「ただいまー」

「おかえり。ちゃんと買えた?」

「もちろん」

「で今からヤるの?」

「うん!」

「もう恥じらいとかないんだね」

「まぁ1回ヤってるし」

「確かにそうだな」

「じゃあ早くヤろ」

「キャ」

そして俺達は体を重ねた。

「ふーーじゃあ俺は帰るよ。」

「う、うん楽しかったよ。ありがとう」

「いいから早く服を着ろ」

「光星が激しすぎて動けない。」

「風邪ひかないように布団は被ってろよ」

「じゃあ帰るわ。じゃあな」

「うん、じゃあね。大好きだよ光星」

「俺もだよ」

俺は分かれのキスをしてから帰った。

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