第8話 アリスとチェリ男《お》

 マリの股間のポ○ットドラゴンは第二形態へと変貌していた。 



『フフ……✨👄✨💕 チェリォ~❗

 そんなに怖がらないでェ……✨😆🎶✨✨』

 アリスは、のし掛かるようにマリへ抱きついた。



『べッ、別に、怖がってはいませんけど……

 ハッハハ……😅💦💦』

 笑ってはいるが、笑顔は引きつり気味だ。


 アリスの豊かな胸の膨らみが彼の胸板に押しつけられた。



 こんなに積極的な女性とは初めてのコンタクトだ。




 マリは本能的に腰を引き警戒をしていた。

 

 


 これまで彼は彼女と付き合ったことも無ければ、一度もキャバクラや風俗店へ行っていない。 


 唯一、彼が触れ合う異性は握手会のアイドルだけだ。



 アリスのような妖艶な美女と肌を触れあったりハグをした経験が無い。

 



『フフ…、良かったァ~✨👄✨💕

 可愛らしいで、私の好きなタイプよ』

 アリスは、キスしそうなほど顔を寄せた。



 真っ赤なルージュがヤケに色っぽい。

『え……、どッ、どうもォ~…😳💦💦』

 少し彼女の唇をけた。



 このままキスしたら彼女の思うままだ。

 アッと言う間に骨抜きにされそうだ。




『フフ……✨👄✨💕 そんなに硬くならないでよォ~。こっちまで緊張してくるじゃん』

 甘い吐息がマリの頬を撫でていく。



『は、はァ~…😳💦💦』

 だが、初めての体験に硬さがほぐれない。かすかに全身が震えてきた。

 


『パパの孫が、みんなキモヲタだったら、どうしようかと思ったわァ~…✨👄✨』

 さらにアリスの唇が迫ってくる。




『キッ、キモヲタ…… ですか』

 アリスから逃げるようにった。


 確かに、アイドルヲタと言うと今でも普通の女性には敬遠されがちだ。

 


『チェリみたいな可愛いヲタなら大歓迎よォ~……✨👄✨✨』

 追いかけるようにアリスの唇が寄せられた。



『あァ~…😳💦💦💦』

 あとほんの少しで唇同士が触れあう寸前。



 不意に、マリのスマホが着信音をかなでた。



『あ❗ ちょッ、ちょっとスマホが……』

 慌てて、自分のスマホの着信画面を確認した。




 画面には、【タカ】と表示されていた。



『うゥ…、兄貴だ……❗❗』

 どうしようか。



 後妻が来たら報告するよう事前に打ち合わせていた。



 マリは、サッとアリスの顔色をうかがった。



『フフ……、出なさいよ✨😌✨』

 彼女は微笑を浮かべ顎で命じた。








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