第7話 もうビンビンじゃない

 祖父の後妻が、これほど若く妖艶なアリスだと解かり、マリは動揺を隠せない。



『……😳💦』

 もちろん彼は、他の四人の孫たちに教えるほどバカではない。



 彼以外の孫たちが後妻アリスの正体を知れば、争奪戦になるのは必至だろう。


 

 魅力的な義理の祖母をめぐって競争率が上がる。


 特に兄のタカには秘密にしておきたい。


 タカは容姿端麗で、その上、一流大学卒のエリートだ。


 マリとは違い、イケメンのプレイボーイで女性の扱いにも馴れている。


 どうひっくり返っても太刀打ち出来ない。



 昔からマリは兄のタカ劣等感コンプレックスいだいていた。



 ある程度、既成事実をし遂げてからタカらに紹介しても遅くはない。



 どうせ、孫たちはみんな、祖父の後妻のことなど何の興味がないはずだ。



 だから、後妻の面倒をマリひとりに押しつけたのだ。



 もちろん遺産相続で、分け前が減る事には敏感だが……。




『あ、あのォ~……、こちらです』

 取り敢えず、マリは別荘を案内しアリスをゲストルームへ通した。




『ふゥ~ン…… スゴいわねェ……。

 ホテルのスイートルームみたい😆🎶✨』

 彼女は笑顔で、感心したようにゲストルームの中へ脚を踏みいれた。



 無邪気な少女みたいにベッドへポォーンと飛んで腰掛け、ゆっくりと部屋の中を見回した。


『気にいったわ。チェリ✨👄✨✨』

 長い美脚をマリ男へ見せつけるように組んだ。


 まるで、『氷○微笑』のヒロイン、シャ○ン ストーンのように妖艶なまめかしい。




『そ、そうですか……😳💦』

 カラフルなパレオから伸びる白くなまめかしい太腿がマリの視線を捉えて離さない。


 すでに彼の下半身の敏感な部分は、異常をきたしていた。



『ねぇ、チェリここに座りなさい❗❗』

 ポンポンとベッドの隣りを軽く叩いた。

 彼女のすぐ隣りだ。



『あ、あのォ…… チェリじゃなく……

 僕の名前はマリですが……』

 一応、訂正しベッドへ腰を降ろした。


 心持ちスペースをけて座った。



『あァ~ら、だって童貞チェリーボーイなんでしょ😆🎶✨ チェリで充分よ❗❗』

 いきなりアリスは距離を詰め、マリの敏感な下半身に手を伸ばした。



『わァ~…😲💦 な、な、何をするんですかァ~~ー…』

 思わず、彼はビックリして飛び退いた。



『あらあら、もうビンビンじゃン…😆🎶✨

 何、イヤらしいこと考えているのよ』

 アリスは手を握ったり開いたりし、たのしそうにケラケラと笑った。




『ううゥ……😳💦』

 気づけば、マリの下半身は燃えるように熱く火照ほてり、股間のポ○ットドラゴンは頭の皮が剥けて、第二形態へと変貌していた。




 




∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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