午後5時のチャイム

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概要

「５分で読書」短編小説コンテスト　応募作品

「午後5時のチャイムが鳴り終わったら決して振り返ってはいけない」

　学校はその噂で持ちきりだった。

どこにでもあるような都市伝説。「怖いうわさ話」なんてタイトルの本にでも載っているような陳腐な話。当然、そんな噂話なんて信じてなかった。

――昨日の午後五時、友達の明弘が意識不明の状態で病院に運び込まれるまでは。
  • 完結済 全1話
  • 4,868文字
  • 更新
餅月黒兎
  • @bokyaru

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