転章「竜たちの宴」

―――東の大国『青龍王国』。


この国は東方連邦や自治州からやって来た移民たちが故郷を想い、故郷に似せて築き上げた九つの領地がある。


俗に「九尾」と呼ばれる各領地の代表者達は、それぞれが独立しており、いつも人々の活気と熱気に満ち溢れる街を“裏”から支えていた。


それに対して存在する“表”の「王政」、代々の国王が絶対的な権力を行使するが、その情勢が大きく揺れようとする。


王選。


これは、これまで数十年をうらとして生きてきた物達が、いま龍王のおもてにすげ替わらんと動き出す、その断片である。





一ツ尾『女帝陣営』―――。


太陽の残照が、王国を隔てる砂漠地帯の岩窟墓群を、血のような赤色に染め上げている。


《王家の谷》。古代竜族の古王蘭クルアーン時代の王たちによって築かれ、数百年以上にもわたって王国首都と東方を隔て続けてきた巨大岩窟墓には、五千の集落民が《神の踵の下》に生きている。


領民のほとんどは迫害難民。長い歴史のなか、国際的な強調のもとで難民保護によって問題を解決してきた王室だったが、人種、宗教、国籍、政治的意見や社会集団の所属を理由に未だ王国から迫害を受け続けている人々である。


無限にも等しかった虐げに耐え、天命に子孫を繋ぎ、それでも最後の一滴の末裔が尽きかけた時、王家の谷は死に瀕した女王の雄叫びの如き地響きを世界中に轟かせた。


それは不吉な遠雷となって、南は中央都ナルマーンから、北は雪国のオブシディア城まで届き全青龍人と竜達が空を仰いだ。


高さ三百メートルにも及ぶ葬祭殿に、一条の亀裂が走った。内側から塵と灰の光が迸り、古王蘭に巣くう人々の眼を灼いた。亀裂は無数に枝分かれしながら天まで届くほどの閃光を放つ。


これが《竜王妃ドラゴクイーンレグナント》の、王墓に眠る『神権皇帝』の生まれ変わりと崇められる《神》の顕現の瞬間であった。



 ここに住まう人々の一日は祷りから始まる。


陽が頂きに昇る頃まではひたすら神に奉仕し、陽が沈む頃までひたすら作物を耕し、また時には奉納もしなければならない。


今日も活きのいい十名の選ばれし若者たちが、女帝の前で跪いていた。


女帝カリンは、一切の感情が含まれない、乾いた声で言う。


「王選に勝つための贄、三千もあれば足りるか?」


「は……?」


言葉の意味が解らず、男のひとりが顔を上げた。女帝の顔は、いっそ穏やかとすら思えるほどに滑らかだったが、しかし瞳はぞっとするような光を湛えて眼下の自分達を見下ろしている。


再び、カリンの口が動く。


「王国騎士団を排除する我が“覇極式”として、どれ程の兵力を消費すれば足りるかと訊いている」


続いた言葉に、男は愕然と両眼を見開いた。


「そしてお前、誰が妾の尊顔を見上げる事を許可した?」


意識を鮮明に焼く、女帝の風貌、神の威圧感。


『カリン』―――色めく橙色の長髪は太陽を映したように輝き、バレッタで一つにまとめられて背中に流されている。血潮のように赤い深紅のドレスが、女帝の美しさを暴力的に印象付けていた。


首元や耳、手や脚を飾る装飾品の数々は竜族の証とわかるものばかりで、その華々しさに一切見劣りしない飛び抜けた容姿。挑戦的であらゆるを侮蔑するようなつり目がちの赤い瞳。薄い桃色の唇に、人並み外れて豊かな胸部、また右腕と左脚は灼竜の爪と同化しており、白い素肌に悠然とした美と力が映える。


「ぅ……ゎ……」


人間味の欠片も残されていない声に、両脚から這い登る熱気。深甚なる畏怖。それらを頭から染み込ませるように、


「頭を垂れよ!!」


女帝の竜脚、五本の爪先が男の後頭部を踏み抜く。ぐしゃり、とリンゴが潰れるような音のあと、男は前屈みのまましばらく痙攣した後にぐったりと絶命した。


無慈悲な女帝は睥睨しながら、次に、床に頭を擦り付けんばかりに平伏していた恰幅のいい男の前に立つ。


「おいお前。妾の魅力を十個、十秒で言ってみよ」


広大無辺を統べる神の問いに、狼狽えながらも男は、なんとか突き付けられた事実を咀嚼し、耳障りな掠れ声を発した。


「は、ははあっ!カリン様は美人で、強くて、稀少な竜人族であり、えっと……聡明で、素晴らしく手足が長く……セクシーで……あっあっあ……!」


「愚鈍が!!」


粗野で荒々しい怒声とともに放たれた平手打ちによって掻き消される男の息遣い、命の鼓動。折檻のためのビンタというには剰りに苛烈な竜掌の殴打で容易くも刈り取られてしまう。右の手刀の一閃で頭と胴体に人間が寸断されたのだ。


途端、醜悪という言葉を見事に体現する、丸く膨れた腹が脂ぎる獣族の男が隣で甲高く悲鳴を上げ飛び退った。


「ふひぃぃ!御許しをぉ、どうか我々に御慈悲をぉ!」


豚によく似ている。前に出た平らな鼻と小さな眼。しかし人がましい知性をぎらぎらと湛えていて、それがことさらに可笑しいとカリンは華咲み、ニコッと頬を弛ませた。


「家畜は鳴くもの、よいよいお前は分かっているな」


女帝は指先についた血汁を舌で舐め取り、満足げに見やる。


「だが……」


思案するように瞑目した後、合点がいったとばかりに吐息を漏らすと、やはり傲慢な太陽のよう、まるで当然のように、当たり前のように、世間一般の常識であるかのように、女帝は堂々とその豊かな胸を張る。


「お前の顔が気に食わない!!」


ばちっ! と白い火花が弾け、爆ぜる供物。焼き焦げる人間。醜い断末魔を聞いてカリンは、こいつは果たして豚肉より旨いのだろうかと考えたが、今度もすぐに興味を捨てた。


どうせ覇道の際で使い捨てにする連中だと。


集落の民を、傍若無人を通り越して暴君でしかない発言と行動で統べるカリン。しかし、抗う術を持たない貧民たちは、この容赦のない残虐性パワハラさえも神からの恵みなのである。


「妾こそ、醜悪な今の王家を踏み潰す者」


そのことを常に意識して、カリンは無慈悲な女帝として冷ややかに名乗る。


「信じよ、崇めよ、そして祈れ愚民ども!さすれば妾の足の下で生かせてあげる!」


カリンの、切削された金属のように硬質な声が流れた途端、民達の表情がさっと引き締まった。


カリンは目醒めてからすぐに悟っていた。


この地上は苦しみのたうつ怨嗟の声に溢れていることを。


十人百人の呻きが、ひとりの豊かな生活を支える。


それがこの世の仕組みだと。


人は人を助けない。神は頂点に君臨してこそ救済なのだ。


「血と恐怖、炎と破壊、死と悲鳴、塵と灰。妾が統べるためにこそ、あらゆる敵を灼き尽くし、遍くすべてを救う!全ての魔の民が待ち望んだ―――失われた王家の復興よ!!』


口から、真の征服欲に満ちた台詞が自動的に放たれる。


しん、と鎮まり返った空気を―――魔を宿す民として虐げられてきた半獣や半竜族の甲高い野蛮な雄叫びが破った。小さな肉体に欲望と鬱憤を滾らせた人々が両腕を突き上げて追随する。


巨大な峡谷に木霊する鬨の声は、暴力の中にある甘美な酔狂。


『アッハハ!この世界は妾が蹂躙するためにあるの!!』


カリンは抑制を脱ぎ捨て、女帝らしい豊満な肢体と妖艶な美貌を誇示するように腰を反らせてから、血沸き肉踊る王選を踏み鳴らすように脚を、鋭利な相貌を彼方の王都へと向けた。


それが、野党《九尾》らしい蛮行の賜物なのか、あるいは何らかの古の《宿命》に起因するものなのかは、彫像のような赤竜の瞳を想わせる横顔からは判断できなかった。




二ツ尾『辰組陣営』―――。


九尾の中でも武力を司る女帝陣営に対して、裏社会の治安や経済を牛耳る暴力団マフィアだ。多種多様なコネクションを築き上げてきた組織の構成員は現在一万を越え、その勢力規模は野党随一となる。



 辰組が表で経営する、ある酒場の店内。まさに贅を無駄に尽くし切って飾り立てられた成金の空間、カウンター部分には精緻な竜の彫刻がなされ、それを数多の装飾が覆って豪華絢爛さを演出している。


高級店を気取ってはいるが、ここの客は無法者やゴロツキどもの溜まり場としても人気だった。日中のため夜より客の入りが少ないとはいえ、威勢のいい売り子に出迎えられた、王国の裏の大路を行き交う人々がギャンブルをし、酒を飲み、時に殴り合い、また酒を飲んで過ごしている。


極めつけは「たつ組」を支配するジン会長の趣味なのだが、実際に取り仕切っているのは、若頭と呼ばれる人物であった。


「聞いたかよ、またカリンが拐った人間を喰ったって……」


「王国軍は例の鯨の対応に追われてるようだ……」


「それより妖狐のモンの動きは?」


「いま下の連中を偵察に向かわせやした」


「……女帝もだが怪しは新興勢力のわりに厄介だ。陰陽や財団の奴等も交渉に動いてやがる、他の王選候補者だって」


酒場という名の根城で行われる組の幹部たちの会話を、一人掛けに改造された座席で孤独に聞いている屈強な大男―――『白竜はくりゅう』こそがその頭である。


裏の人間にはそぐわない一張羅を羽織り、周りにいるただのみすぼらしいだけのゴロツキたちと比べると彼は浮いて見えた。元々は歴戦の傭兵だったらしく、軍用格闘術の達人でありまた銃の腕もプロ級と、圧倒的戦闘力、そして人脈を有している。


そんな《頭》在中の昼下がりのバー。


白竜が腕時計を確認したと同時に、店の扉が悲鳴のような音を立て、酒場にあらたな客を運んでくる。


やって来たのは……見慣れぬ娘であった。


娘は店内に踏み込み、後ろ手に扉を閉める。どうやら店を間違えたワケではないらしい……と客達は警戒する。


まだあどけなさの残る表情だが、幾つもの死戦を潜り抜けてきたであろう面差しは凛としていた。


栗色の髪を肩の辺りで切り揃え、花のレースが施されているカチューシャを着用している。白魔道士ヒーラーのようなデザインの銀の装束、朱のスカートの裾から覗かせる膝は一足ごとに強者の歩幅だと、組の幹部たちが納得する。


見た目よりも動きやすさが彼女の好みなのだろう。しかし年齢相応か以上の胸元のボリューム、引き締まった手足の色香に、一人のチンピラが目をつけた。


「へへ、おい姉ちゃん。……いいもん持ってんじゃん!」


そう言うなり、チンピラは脂ぎった手で娘の装束越しに膨らむ胸を触ろうとした。


瞬間。


銀の娘の手がチンピラの腕を一呼吸で振り解く。と同時に滑り出す鉄拳を鼻先に突き付けてやる。チンピラは腰砕けに床へと座り込んだ。


「すみません、仕事で来ていますので」


こういった状況に慣れているのか、娘はいたって冷静だ。


「それと、私に鉛は多分当たりませんよ。グランヴァルさんとの修業でイヤというほどこなしましたから、銃弾を躱すの。弾が勿体ないだけかと」


取り囲んだチンピラや組の構成員下っ端の手には小型ながら大口径を誇る拳銃チャカが握られていたが、クールながらもどこか愛らしさのある整った顔立ちで臆面もなく言い切った。


「……クク……銀竜の小僧から聞いてはいたが、噂の四幹部の新入り、大した度胸じゃねえか嬢ちゃん」


そんな娘に圧倒されたのか、酒場の空気が凍りつくも、この状況に堪えかねたのか不敵に笑い歓迎する巨漢、みなの視線も移動した。


「腐った上の首を跳ね、女帝を黙らせ、他の尾を切って、最後にこの俺を王にする―――で決まりだな」


しわがれていて、どこか危険な色気を感じさせる、白竜の声。


「俺ら反乱軍の戦力としてせいぜい期待させて貰うぜ。デリス最強の狩猟団《銀の天秤》。」


彼は椅子に腰掛けたまま、契約主の立場として発言する。送られた視線に組の幹部クラスも応えるように頷いて見せた。


「……こちらこそ。リュウキ君やエアリィさんは今晩には王国入りされる予定です。あっ!そうだ……それと申し遅れました」


「私はリナ―――銀の天秤《銀曜》のリナですよ」


まるで仮面のようなポーカーフェイスにようやく花が咲く、そんな笑顔で雇われ娘は名乗った。狩猟団としての装いや振る舞いを気にしなければ礼儀正しく、心優しい少女なのだろう。


―――彼女の本質を見抜いて白竜の目付きが変わるも、彼は軽く咳払いをして左手のグラスをテーブルに置く。いつしか静まり返っていた酒場を通りの喧騒が駆け抜けた気がした。


「感じないか?今回の王選―――人心が揺らぎ、天地が揺らぐぞ」


不気味な沈黙に包まれた白竜の呟きに、《元零組》のリナは言葉を返さずに、ただ嵐の前の静けさを肌で感じていた。




双つの尾が筆頭に、他の尾も犇めき出す。


保守派の三ツ尾『森羅陣営』・七ツ尾『海賊陣営』


穏健派の五ツ尾『東方商会陣営』・六ツ尾『陰陽衆陣営』


急進派の八ツ尾『財団陣営』




同じく急進派の四ツ尾『✕✕✕ファミリー』―――。


青龍都心に本拠を置く、マフィアによって構成させる秘密犯罪組織。ファミリーの原型は東方移民政策により自治州移民が急激に増えた煌歴1980年代まで遡る。


移民一世の世代のルチアーノ・ギャングは出身地別に派閥を形成し同郷の連携も怠らず、強請、賭博、紙幣偽造、麻薬密輸など幅広い違法活動を組織立てて展開し、各派閥のうち突出した勢力になった。彼らは青龍王国の組織犯罪シンジケートの走りとまでされる。


Ⅲ世の時代にはすでに市民を守る自警団としての領分が確立しており、Ⅳ世で規模が拡大、後世にまで及ぶ基礎が固められ、当代のボスⅧ世の現下では、個々でも強大な組織と同盟し、百を越える組織を傘下に置く。伝統、格式、規模、勢力すべてにおいて青龍最大手のファミリーとなっていた。



 のだが、今日こんにちまで続いたファミリー。ボス後継者として生まれながらに生き様を決定付けれた「お嬢」は、間のモラトリアムをやりたい放題に過ごしていた。


カーテンの隙間から、淡く光が漏れている。だだっ広いだけで面白いものは何もない、そこは引き籠り部屋だった。


お嬢は今日もお気に入りのスイーツ雑誌やファッション雑誌をベッドで寝転がりながら眺めている。特にスイーツでは中世風食堂に設置されたチョコレートファウンテン、甘い香りを放つ噴水の写真を見て、言葉では言い表せないくらいの幸福感に喉を鳴らす。


「うっわぁ……バリうまそ~……!」


お嬢の名前は『アリアナ』。金髪赤眼の女子高生(学校には通えてないが)である。人形のような容姿で、スタイルも最近になって急成長中らしく、脚線美が自慢の女の子である。


性格はお調子者で何事にも楽観的。裏社会の暗部にも本来まったく興味が無く、面倒事を避けて楽しく暮らしていけたらなんでもいいと思っている。


だから、パパが耳タコなくらい言ってくる「跡取り」なんてどうでもいい。というのがアリアナの率直な感想なのだ。


それでも週1ペースでマフィアの仕事をしているのは、別にファミリーの格式を落とさないためでもなく、ノリで。そっちの世界で広く浅くな友達一端と自由に遊べるからだった。


―――誰が好き好んでこんなブラック稼業を継ぐかっての。


ふて寝した視線の先に、大きなテレビには「王選」の報道。


アリアナの顔に、人生舐めたようなニタり笑いが浮かんだ。


「にしし……権力ならクソほどあるのよねぇ……あたし♪」




終いに、中立派として各陣営から最も警戒される新興勢力。


九ツ尾『あやかし陣営』―――。


四方山地に囲まれた鬱蒼の山奥、人里離れ、そり立つ山々にしがみつくように小さな屋根がぼつぼつと見えてくると、そこはもう妖怪の棲家だ。竜も人も決して立ち寄らぬ怪しの世界だと言い伝えられたのは、一体いつ頃であっただろうか。



 古ぼけた里の化かし城や、屋敷の瓦葺きで寛ぐは禍ツ尾狐。


魑魅魍魎、見るも悍まし恐ろしき百鬼夜行。


妖の主に侍るは数多の狐と、異しに心を奪われた村人千人。


有るが中に威容を放つは、ひとりの剣客とひとりの鴉遣い。


 妖華世界の代表者―――の『天狐あまぎ』。


古風な朱色の着物「緋艷布」を纏い、キツネのような耳には大きな鈴と花の冠を付けている女性だ。また神楽などで使用される狐面がずらされて装着されており、妖しいイメージを一層に強く思わせる。


「コンコンコンッ~、魂胆騒ぎの声が心地良すなぁ」


天狐の、童唄のように放たれた台詞は、陽が暮れた郷の外が王選でざわめき出したせい。腹心のひとり、笠を被った目隠しの女剣士も僅かに着物の肩を揺らす。


「しのごの言わんとみ~んな仲良うしたらええのになぁ?」


「あまぎちゃんなら簡単に、そんな世の中作ることもできるどすえ~」


独特のアクセントを利かせる方言で、少しだけ眉をひそめた神妙な表情で、天狐は月が顔を出す空を見上げるのだった。





以上が、王選に参加を表明した九名の候補者である。


その均衡は危うく、脆く、玉座の奪い合いは苛烈するだろう。


青龍は致死量の火薬だ。火花ひとつで灼熱、爆ぜる。


導火線に火を付けるのは、果たして誰か。





同日―――星の瞬きを連れた帳下りる頃。


青龍各地で、四聖秩序機関の専用列車、その破損部位が複数箇所で確認。200名の候補生と6名の指揮官・職員、及び同行者の安否は不明。

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