8節「ゼロ・オーダー:シグナル」


―――何の光だろう。


私がそれに気が付いたのは、あの人の下にメアラミスちゃんが飛び出して直ぐ後の事だった。


そしてその輝きの源泉は心―――なんてロマンチックなものじゃなく、もっと現実的な、恐らく私が《セントラル》の門を潜った時から決定付けられていたもの。

そう、校門前で赤髪の職員アネットさんから半ば強引に渡された携帯端末COMMコム、それが機械的に、だけどやっぱりロマンチックな……こんな絶望の状況でも奇跡を信じられるような温かみで、深い紅色の輝きが私を包みあげる。


私は息を呑んだ。でも真に驚くべき現象が起きたのは、その直後。その輝きは―――《ロストゼロ》を繋いでいた。


玄武出身のちょっと生意気なオズ君。


私とおんなじ白虎帝国出身のサクヤ君。


朱雀出身で怖がりなレイ。


青龍から来た棒術が得意なアーシャさん。


最年少13才の謎多き子メアラミスちゃん。


そして―――朱雀出向の英雄、辻本ダイキ指揮官。


まだ出会って数時間程度の付き合いなのに。その光はまるで家族と過ごす休日のような穏やかさだった。

胸を覆い尽くす巨大な迷い、不安、哀しみ、憎しみ、様々な負の感情すらも、温かな光の中で優しく溶けていく。


その瞬間―――

ちらちら、と鮮やかな新緑が高いところで揺れている。

木漏れ日の中、ようやく訪れた春の日射しが私達機関の始まりを祝福するように、樹々の新芽がいっぱいに身を伸ばし、微風にそよぐ。



ゼロは終わりじゃない。始まりだ―――。



今、確かに私達は、同じ道を歩み出したんだ。





「なに、このヒカリは……!?」


「なんだ、この輝きは……!!」


シャルロッテと同時に発せられたオズの声。


不意な出来事だとはいえリアクションがもろに被り重なった事に一瞬、交差した視線を逸らしてしまうも、そんな些細な恥ずかしさなんてどうでもいい、と2人は慌てて黒金色の制服の内ポケットからその発光の正体であるCOMMを一斉に取り出す。それは他の3人も同じだった。


「端末が……どうしてボクらのだけ……あっ!」


周囲の候補生ら700名近く。ロストゼロ以外の携帯は何も反応していない。となれば自ずと自分達だけに入隊式前配布されたこれが特別製であることは容易に考えが至った。


思慮深い朔夜が一番にそれに気が付き、後は伝染するようその思考は全員に行き届く。


「そっか……!あの時に渡されたやつが!」


澄んだ瞳をぱちぱちと瞬かせるシャルロッテ。


「うむ……だがなぜこのタイミングで」


対して、アーシャは訝しげな声を出した。


すると、まるでこの刻を待っていたように機関を統べる所長ロクサーヌが微笑を浮かべ、ロストゼロの候補生達に鷹揚に頷いた。


「フフ、その輝きは『ゼロ・オーダー』。そなたらにだけ配備したCOMMの機能のひとつさ」


「……ゼロ、オーダー……」


真っ先に復唱したのは雨月玲。ロストゼロにおいて誰よりも辻本ダイキを、零組を、朱雀国を愛する少女。眼鏡のレンズ越しの瞳は、衝動と理性が鬩ぎ合うような光を湛えていたのを、ロクサーヌは見る。


「辻本ダイキから何かが伝わってくる感覚があるはずだ。説明している余裕はない、疾く指揮官に魔力を流し込め!」


「っ……はい!」


「辻本指揮官に我らの力を―――!」


「ああもぅ!分かりましたよだ!」


「それもそうなんだけど……あれ、メアラミスさんの纏ってるのって……?」


「鬼……に見えるが……朔夜、君も急げ!」


ロクサーヌの指示に、またしても一番に反応を示しては目を瞑って渾身の魔力を練り上げる玲。


いけ好かないあの人に力を?冗談じゃないよ、と叫びたげなシャルロッテだったが、アーシャの迷いなき凛とした所作と玲の圧、両サイドに負けて渋々に端末を持つ方とは反対の掌を強く握りしめた。


そんな女子組の隣では、朔夜がグラウンドに飛び降りたメアラミスの纏う“異質な魔力”に気が取られていた。


明らかにひとりの女の子が扱える魔力レベルではない。少女の戦闘能力の異常さは要塞のテストで目の当たりにしたが……。


朔夜は正体不明の少女に畏れにも似た感情を抱いてしまうも、オズが冷静にそれを宥めた。


今はただ、 この微弱な繋がりを信じて―――。


この時後ろでは「鬼」というオズが口にした単語に酷く顔を歪ませていた候補生の少年がいた。




そして再び、時間が動き出した。




俺を守らんと、その小さな身体を鬼神でどこまでも大きくみせるメアラミス。

事実、メアラミスの闘気は後方こっち側ですら戦慄してしまう程の殺意で支配されている。


だが、羅刹は確かに俺にこう呟いた。


今のキミには、ウチがいる―――と。


かつては《ディクロス》と《ディニウス》、光と影による宿命によって争う関係だった俺達。



最凶の少女が、最強の相棒に。



「これは……皆の力が俺に集まっている……?」


遠方からCOMMを通して凝集される何か。《ロストゼロ》の部下達から流れ込んでいるのは判るが、その力の源を正確に分析することは、今ではない。


「そうみたいだね……ッ!」


俺の目の前で頷いたメアラミスが短い呻き声を漏らす。


辻本が立ち上がるこの瞬間までネメシスの侵攻を鬼の力で踏み留めていたメアラミスだったが限界が近いようだった。


(彼女ですら抑えられないのか……だが、君の稼いでくれた時間、無駄にはしないからな。)


巨人の熱気を頬で感じながら、俺は大きく身体を右に開いて、腰を沈めた。


俺は今までこの型を積極的に使わなかった。

理由は解っている。この型は“カウンター”、つまり1度防陣で敵の威力を最大限まで殺しきってからそれを反撃に加え放出する。謂うならば諸刃の剣の奥義。


成功すれば致命傷を与えられる反面、タイミングや軌道、力加減を少しでも誤れば……。

3ヶ月前の朱雀内戦の時、《百式》を相手にこの型を使用し成功はしたのだが、二人一組ツーマンセルで共にいてくれたリナに「無茶しすぎだ」と心配されたよな。辻本は零組時代を思い返す。


しかし、多分、これだけは言える。


“ここ”で前に出なければ―――勝利はない。


ロストゼロ新たな零》が繋がれた今なら。


ネメシスの唯一の隙は攻撃の最中。この戦闘で幾度と見せつけられた巨人の修復能力の高さであったが、その“巻き戻し”とも呼べる回復力も、奴が攻撃に意識を向けている時だけ遅くなっていた事を辻本は見破っていた。無論、確たる証拠はなく、まだ隠されたネメシスの能力ひとつで簡単に覆されてしまう。


だがそんな勝負、それこそ朱雀アルテマの零組に所属していた頃に何度も経験してきた。


失ったモノはある。しかし重ねてきたそれまでの歩みには、揺らぎない“俺”を形作り、今ここにいるという現実が気持ちを根強く支える。


残り七秒。


「……悪いな、《ネメシス》。」


俺は黄昏色に輝く刀身を延長線上、15メートル先に鎮座し最大出力の破壊の予備動作を行うネメシスに、憐れむよう微笑んでやった。


「虚影なんて言われてるお前に少しだけ同情していたのかも知れない。俺も空っぽだと。でもそれは違ったようだ……何故なら」


それはこの場で唯一の真実を知る、運命共同体の少女だけが聴こえる程度の声量。


残り六秒。


「俺は―――ひとりじゃない!!!!」


攻撃はワンチャンス。決して回避はしてはならない。全神経を、防陣の型に集中させる。


その間に、俺は限界まで速く短い言葉で、隣の相棒に囁いた。


「止めは君に任せる」


「解った」


打てば響くような返事のメアラミス。ちらりと視線を向けると、その顔付きは、これまで俺を信じてくれた者達と同じだった。



残り五秒。


(あの構え……迷いは無いようですね。ならば私も同じ武の世界で高みを目指す者として、辻本指揮官に最高位の敬意を―――!)


アーシャのどこまでも向上心ある武人としての気構えが、俺の技を剛毅に変える。


残り四秒。


(ボク程度の力じゃ何の足しにもならないかも知れませんが―――届いて、ボクらの指揮官へ!)


朔夜の謙虚な姿勢、躊躇い、ネガティブなイメージを撃ち抜く一矢が、俺の心の迷いを払う。


残り三秒。


(やはり素敵です……は。そんな先輩のためなら―――ワタシはなにも怖くない!)


玲の羨望の眼差しと共に注がれた魔力が、不安や怖れを断ち切り俺の道を映し出す。


残り二秒。


(最後に部下に頼るのは上官としてどうかと思いますよ―――指揮がぶれていては調和の旋律は奏でられませんからね!)


オズの軽く馬鹿にしたような態度から流れ込む音色が、俺とロストゼロとの調律を取る。


残り一秒。


(ごめんお父さん……でも、いまあの人を見捨てるのはきっと違うから―――)


「ふん、べつに指揮官がどうなろうと全然関係ないんですけど。メアラミスちゃんが巻き込まれてるのは可哀想だから、ついでに貴方も助けてあげますよ!」


シャルロッテの深意、それを隠すように照れた表情で飛ばした言の葉が、俺の体を動かす。


残り0秒。


「繋がりこそが力に変わる!」


「行くぞ、指揮官号令ゼロオーダーシグナル!」


短いコマンドがロストゼロのCOMMの輝きを更に煌めかせ各々の魔力を共有させる。


辻本ダイキに全てを―――。


とほぼ同時。ネメシスが虚ろの身体からジェットエンジンじみた金属音の轟音と、闇よりも深い漆黒の閃光を全方位ビームで放出した。


『ゴゴゴゴ―――――――――!!!!!!』


「―――見切った!!……うおおおオオオ!!!」


二人に向かって凝縮された鮮烈な波動砲は、天紅の剣士辻本ダイキの渾身の「回転」を利用した太刀筋により見事受け流され、ビームは天空に打ち上げられた。


深紅の閃光が暗雲のそらを彩る―――。



「あれは《螺旋鉄火》の型の応用か……!」


「……すげぇ」


「なんて研ぎ澄まされた一刀なの……」


天紅月光流・伍の型を司るその奥義。同じ武門の剣士を名乗る青龍の女将軍、イシスが赤々とした炎の如き輝きに照らされながら驚いた。


後ろの新入候補生達も剣士辻本の見せた技に、武術をかじっている少年少女は揃えて口を開けたまま、ただ感嘆の声を漏らした。


「だ、だが……ただ弾き飛ばしただけではネメシスを攻略した事には!」


「いいや副所長。天紅が伍の型の本質は“反射”にあるとされる」


モーガンの指摘に対してまたイシス。それに付け加えるよう、未だ後方でただ待機し静観するだけのロクサーヌが短い言葉でこう纏めた。


「反逆の刻だ。」



「―――“流星天衝駆”!!!!!」


輝きが、剣尖の一点に収縮する。

閃く刃。俺は初めて繰り出すこの技の射程を、皆の想いに応えるよう、イメージで描いていたその距離の数倍以上に拡張し、射ち放った。


両手で握る刀から振り下ろされた地を絶つ衝撃波に先程、宙に撥ね飛ばした“波動”の欠片を流星群のように降らせ―――虚影ネメシスにぶつけた。


巨人を覆う闇が撒き散らす残光をかき消すほどに広がった深紅の一刀。


『――――――ググググググァ!!!!!』


「オオオオオオオッ!!!!!」


ここで部下たちの意思に応えられないようならこの先、指揮官を名乗る資格はない。


そうして俺は、身体の奥底から、失われたゼロと混沌を越えるくらいの奇蹟を込めて、獰猛な気合とともに、全ての力を解き放つ。


辻本の紅い刃から放たれた緋色の衝撃。辻本の前で鬼神による防御を取っていたメアラミスのすぐ左横を通過し、数十Mの距離を一瞬で光線が駆け抜ける。


攻撃直後の“僅かなインターバル”。直立するネメシスの、樹のように太い胴体の真ん中を光が貫いた。


光の刃は、そのままグラウンド端まで伸び続けてから、深紅の粒へと分解して宙に分散。


直後、人間の血とは異なる、それでも血と呼べる液体の飛沫が、大量に迸った。その発生源はネメシス―――胸の中央に開いた、巨大な傷口だった。



「サヨナラ逆転……!ネメシスに大きなダメージが入りましたわ!」


「綺麗……」


「でで、でも速くしないと直ぐに傷を修復されるんじゃ!?辻本さんは反動で動けなさそうだし」


「よう見てみアネット、もう動いとる」


グッとガッツポーズするカグヤ。その隣では朱雀の剣士が放った奥義にうっとりとしているソフィアと、あせあせと辺りを見渡すアネット。最後に細い目の奥で捉えた光景をヴェナが口にした。



眩き光の中を駆ける少女―――メアラミスは緩やかに巨人の数歩手前で飛び跳ねる。

そして一言、己の内に潜むに告げた。


―――ハアアアッ!!!」


獣じみた咆哮を轟かせ、メアラミスは手刀を打ち出した。


抑制された、しかし鋭い一撃。優美な曲線を描いてネメシスの巨体を深々と貫く。止めの一撃。


一瞬ののち、白と黒の光が絡み合い、渦巻き、炸裂した。ネメシスを構成する虚と虚の隙間から漏れるモジュールのような何か。


ががががが!!! という歯車が擦れたような不協和音の断末魔が、みるみるうちに戦場を、そして外周部に轟音となって突き立たる。


『―――――――――!!!!!!』


「ぅ……!!?」


「メアラミスッ!なっ……!!?」


直後。俺を死の淵まで追い込んだ殺戮巨人は、全身をバラバラに弾き飛ばし分離、四方にまとわりつくよう闇の残留魔力となって飛散した。


その刹那、ほんの僅かな“時”の中で、多分俺とメアラミスにだけ流れ込んだイメージ。



脳裏に浮かぶのは――『昏黒の下に咲く一輪の花』だった。

これが意味するものとは……。この時の俺達にそれを知る術など有りはしなかった。




領域外の使徒『ネメシス』の撃破。及び消滅。

深紅の零から3ヶ月、四度の襲来は全てネメシスによる自主的な消失(おそらく一定の人間の魂エネルギーの吸引を完了したため)であったが、

此度、デリス大陸初のネメシス撃破を成し遂げた四聖秩序機関―――。


それは機関のにとっては最高の、また最悪の影響をもたらすことになるだろう。




夕刻―――PM16:10


辻本ダイキと彼が率いる特務部隊《ロストゼロ》の勝利から数分後にようやく白虎軍の守備隊がセントラルに到着した。

機関で運用される予定の魔導機械兵の試運転もされるなかでの事後処理。


「明日の軍部会議はどこも機関の話題だろう。特に《ロストゼロ》指揮官の辻本ダイキクンは騒がれるぞ、朱雀の若き英雄が赴任初日から大功績をあげた、とな。」


粛々と進められる正規軍人達の活動を、ただ俺は力が抜けたよう呆然と立ち尽くし見守っていた。そこに不意に背後からかけられた所長の言葉。

俺は負傷した体(応急手当はされたものの)で所長と目を合わせる。その瞳を一度ゆっくりと閉じてから返答した。


「いえ……俺だけの力では到底敵わなかった。部下たちから送られた魔力や、メアラミスの戦闘能力があってこそ掴めた……苦い勝利です」


「フフ、救えなかった先行隊の数十の命、それすらも背負うつもりか?」


「…………」


ロクサーヌ所長の問いに俺は沈黙してしまう。


ネメシスによって命を奪われた隊員達。

また、これは後に聞く事になるのだが、今日の惨事を目の当たりにして入隊を取り止めた者の数は100を越えていた。


つまり『四聖秩序機関』の旗の下、本日から共にこの白虎の地で、名目を“異国交流プログラムが組み込まれた士官学院”を過ごすのは―――新入候補生516人。 職員9人。


当初の予定より2割も少ない人数での始まりとなる。


3部隊の再編成などもあるなかで、グラウンドの整備と怪我人の処置、街への情報提供に各隊指揮官の指示に従って行動している候補生達の様子を見渡す辻本。やがてボロボロになった掌を見つめ直すと、


「……この手の届くところは全て守る。やはり欺瞞なのかも知れません…………」


無力感に苛まれながら、俺は小さく笑った。


「……そんな風に考えているなら、キミはまだまだ青いな。贔屓目はいけないだろうが、同じ朱雀サイドの人間として私はキミには期待している」


同じ朱雀サイド。この言葉の深意に俺が辿り着く前に所長は フフ といつもの煙に巻くような微笑みを妖美に溢すと、


「先を楽しみにしているぞ、《零》の先導者改め《ゼロ》の指揮官よ。」


入隊式ご苦労だった。と付け足してロクサーヌ所長は背中を向けグラウンドの外へ歩み出す。その方向が明らかに人気のない山岳方面だったため俺は思わず声を慌ただせて訊ねた。


「えっと……どちらへ?」


「客人をもてなすのさ、朱雀民の粋だろう?」


(客人……誰かが機関を訪ねて来たのか?こんなタイミングで)


所長の嘘か真か解らない虚言めいたそれに対して、一瞬深く考え込んでしまうも、そんな辻本を見てロクサーヌはすぐに話題を、意識を切り換える。


「キミはキミの為すべき事に励むがいいさ。会議室で言ったはずだ、宿とな」


それは今から半日前、朝。フロンティアF5のミーティングルームで行われた職員顔合わせで、別れ際に俺が所長から戴いた言葉、本人から復唱される。


「《ロストゼロ》の意義、少しはも理解したのではないかな?フフフ……」


「えっ?」


最後に不敵な笑みを滲ませたロクサーヌはこの場を去った。入れ替わるよう俺の背後からどさどさっ、と複数人の足音が聴こえる。


「あのっ……辻本指揮官!!」


振り返る前から、それが部下達である事に確証を得ながらも、俺は確かめるよう活発な女子の声がした方を向いた。


黒い瞳の視界に映ったのは6名の少年少女。


俺はまるで点呼を取るようにして、ひとりひとりの名前を挙げていく。掠れた声だが、強くハッキリと。この夕焼け空に負けないくらいにそれぞれが“炎”のような意思を宿している事を感じて。


「シャルロッテ、オズ、玲、朔夜、アーシャ、メアラミス―――皆、よく頑張った。」


「COMMの新モード、《ゼロオーダー》なんていう急遽的な作戦も成功。あの巨人を討てたのは間違いなく君達のおかげだ」


「長かった入隊式もこれにて終了となる。色々とありすぎた1日だったが……ここに集まったという事は、聞かせてくれるんだな?」



―――を。

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