第8話

真昼が帰ってきて夕食後、今日は疲れたのか真昼は9時過ぎには寝てしまった。


しかし、残りの家族はある問題に直面していた。それは真昼が帰ってきてから学校でのことを話しているときにでた仲良くなれそうな綺麗な女の子の話だ。


その話を聞いたあと我々は目で合図をし、真昼が寝た後リビングに集まっていた。


「ではこれより緊急家族会議を始めたいと思います。今回の議題はまーくんの女性問題についてです。」とお母さんから今回の議題が発表されるとすかさず夜空が


「問題のメス……女性はおにーちゃんの隣の席でおにーちゃんが綺麗って言ってるくらいだから相当綺麗な人。しかも途中で顔が真っ赤だったと言うことからこれは黑!間違いなくおにーちゃんの可愛さにヤラれたに違いない!よってこれ以上の接近はまずいとおもわれます。」と夜空が意見するとすぐに朝陽が


「真昼をかわいいと遠くから愛でる分にはなんの問題もない。ただもし万が一にもその子が惚れた腫れたとなってしまっては、そ、それにその子綺麗だって言ってたからまままま、まさか万が一にも真昼が好きになってしまったら困るので私もこれ以上の接近はNOだね。」と朝陽も反対意見。とここまで黙っていたお父さんが


「一人でも多く真昼の魅力が伝わるのは親として嬉しい限りだ。それに真昼はあんなプリチーな見た目だが立派な男だ。そろそろ恋の一つや2ついいとお父さんはおもうけどなー」と珍しく親らしい意見をしてそこからさらに意見をしようとしたが

「「「それは、ダメ!!!」」」

ものすごい勢いで3人の女性が猛反対をした。これにより父、脱落。


「そりゃーまーくんも年頃だから恋とかもしたいとはおもうけどまだ私としては離れてほしくないんです!まだまだ私達だけで愛でてたいんです!まだ離したくないよーやだー」と珍しくごねてる母。このまま硬直状態かと思われたがここで朝陽が名案を口にする。


「じゃあさ、伊織にその四条さんの事を監視……いや、情報を集めてもらうのはどうかな?真昼の学校での様子のついでに!」朝陽の言葉で家族が一つになった。


「そーね、伊織くんなら大丈夫ね!いつもいつもまーくんのかわいい写真やらお話を持ってきてくれるし」と母


「だね、伊織くんならおにーちゃんとも近いし(まーたまに近すぎてムカつくけど)四条さんの事も聞けるし何より学校でのおにーちゃんの様子も聞きたいし!」と夜空


「「「では、今後四条さんの件に関しては真昼の親友であり幼馴染の那須 伊織に調査をいらいしよー」」」と三人で盛り上がりそのままこの事を当の伊織に連絡すると


「はぁ〜〜〜〜またですか?ほんとにこの家族は。まー真昼の事なら任せてください。ついでに四条さん?の事も一応調べときます。じゃあ」

と切ったあと伊織は


「はぁ〜〜〜〜〜真昼と関わってからこんなんばっかだぞ〜〜〜はぁ〜〜〜」と一人苦労している青年。


そんな親友の苦労など知らない真昼はすぴーすぴーと気持ち良さげにねているのであった。

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