変態紳士が学校一の美少女に『今から全裸になります』と脅しをかけたら優勝する奇譚

　ある日、同級生の穂真田 九千紗（ほまで くちさ）に「ねぇ…私、キレイ？」と聞かれた。以前から九千紗のことが好きだった青年は当然のごとく「もちろん」と答えたところ、彼女は素顔を見せてあやしく微笑んだ。
　そう、彼女こそ世にも恐ろしい妖怪、口裂け女だったのだ。しかし、今宵の相手もまた只者ではない──

「吾輩を殺す？　そうか……ただ死ぬ前にひとつ」
「…ひとつ、くらいなら」
「ちんちんを見てもらいます」
「……ッ？！」」

　その男、世紀の変態紳士であった。