とりっくおあとりーと

「みーくん!ハッピーハロウィン!」


 今日は10月31日。世間一般的にハロウィンと言われ、主に東京しか騒いでないような気がするイベントである。


 起源はケルトのーーーって別に説明しないでも分かるか。


 ドアをバーン!と開けてやってきたのは、俺の愛しの恋人である、潮目リアこと、メリィちゃんである。


「おぉ……魔女のコスプレ。とても似合ってるよ!」


 いや、ほんと……ご馳走様です。特にその結構胸元が開いてるデザイン……いいですねぇ。眼福眼福。


「みーくん!とりっくおあとりーと!お菓子くれなきゃイタズラしちゃうよ!」


「はい、お菓子」


 こんなこともあろうかと、俺はしっかりとお菓子は準備していた。キャンディだけど。


「……もう!ここは私にイタズラされちゃう流れでしょ!なんで持ってるの!」


「HAHAHA!メリィちゃんはイベントごとには凄い積極的って知ってるからね!」


 だって去年のクリスマスはミニスカサンタだったし。勿論、そのままベッドに連れ込んでハッスルハッスルしました。


「むぅ……貰うけど……はむ」


 ぷくー、とほっぺたを膨らませたが、そのままキャンディを口に入れた。


「……さて、メリィちゃん……トリックオアトリートだ」


「……ん?」


「トリックオアトリート……お菓子くれなきゃイタズラするよ」


「…………………っ!?!?」


 おうおう、あからさまに想定してないっ!て感じの顔だな。


「………ないの?それじゃあ……イタズラだね」


「ま、待ってみーくーーーーーーー」


 この後は、皆さんのご想像におまかせということで。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1回はこんなお話書いて見たかった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る