番外編

「みぃくんは~」


 最近、ASMRにハマっているメリィちゃん。ヘッドホン越しからゾクゾクと甘声や、吐息やらなんやらでSAN値が削られまくってます。どうも、早川充です。


「……こーいうのとか、どう?」


「ぬぐっ………」


 飴を含んでいるメリィちゃんから、擬似的な耳舐め音が聞こえる。ちくせう……どうして飴を舐めているだけなのにこんなにえっちく聞こえてしまうのだ………!


 そして、ふーっ、と耳に優しく息を吹きかけられる。ちょ、やめっ!俺は耳が性感帯なんだ!あっ!


 実際に耳に吹きかけられているかのような感覚に、鳥肌が立つ。俺は一体なんの羞恥プレイをしているのだろうか……。


 心做しか、画面の棒人間もなんだか震えているように見える。


「……ふふっ、今夜は寝かせないからね……」


「それ普通は男が言うセリフだろ………っ!」


 何が悲しくて彼女にこんなこと言われにゃアカンのだ……!いずれ俺がやり返してやるちくしょうめ……!


 この後、2時間くらいずっと耳を責められた。ちなみにヘッドホン外せばいーやんというツッコミはなしな。


 ……なんでかって?言わせんな恥ずかしい。

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