あとがき

あとがき

 こんばんは。針間有年です。

 この度は『人造人間とエディ博士の1778日』をお読みいただき、ありがとうございます。

 ここからは本作のネタバレがございますので、ぜひ、読了後にお願いいたします。


 さて、この作品ですがナナのキャラクター原案は月輪あかり様でございます。

 はい、提示されたキャラ設定はこちらでございます。どどん!


名前

・七号(仮称:ナナ)

見た目

・平均身長の女性の姿

・短く切り揃えられた黒髪

・青い目

設定

・俗に言う人造人間、ホムンクルス。スペックは人間と変わらない。

・人間とホムンクルスの違いにコンプレックスを持つ。

・機械的な態度でありながら、好奇心旺盛。

セリフ

「私は七号。名前は設定されておりません。何かあれば、ご自由にお申し付けください」

「私、人間らしさを身につけたいと思いました。まずは笑顔、などでしょうか? 今から試行してみますので、それが正常な人間として見えるかどうか、見守っていてくださいね」

「私は貴方に憧れています。そして嫉妬をしています。恨めしく、憎く、ずるいと思いました。私がどれだけ貴方たちを模倣しようと、私はどこまでいっても人形でしかないのに」


 これ、えげつないと思いませんか?何がって?設定ですよ。

 『スペックは人間と変わらない』としながら『人間とホムンクルスの違いにコンプレックスを持つ』。

 え、スペックおんなじなのにコンプレックス持つの……?

 これ、試されてると思いませんか?思いますよねー。私も思いました。

 とりあえず、ここから本文の通り、ホムンクルスには人権がなく恋をしてはいけないといった設定が生まれたような気がします。

 気がしますとは……?そう、正直、設定練り直しすぎて細かいこと覚えてないんです。まあ、そんなこともあるよね!

 

 ただ、この物語の核になった台詞は「私は貴方に憧れています。そして嫉妬をしています。(後略)」ですね。

 このセリフから本来は人間の醜さを存分に発揮したエディが「こんなものが羨ましいか?ホムンクルス」という言葉を吐く予定だったのですが、なんかこんな風になりました。

 細かいことは以下略です。


 この作品の一番のこだわりはナナちゃんがいかに可愛く見えるか、でした。可愛いと思っていただけましたでしょうか?

 ナナちゃんを可愛く見せるためにエディを変態に振り切りましたが振り切りすぎてナナちゃんをひどい目に合わせるという本末転倒な展開になったことをお許しください、月輪先生。

 Chap.2とか書いてて申し訳ない気分でいっぱいでした。エディ、ナナちゃんになんてもん食わしてんだよ。

 そう思いながら書いていたら、月輪先生から同じような言葉で感想をいただいて笑いました。あと、エディめっちゃ「ばかあああああ!」って言われててちょっと笑ってしまいました。嘘です。爆笑しました。


 書きたいことはまだまだあるのですが、そろそろいい加減長くなってきたのでここらへんで。

 最後に、この企画を提案してくださった月輪先生、このお話を作り上げてくれた登場人物たち、そして、最後まで読んでくださった貴方に、最大の感謝を。


2020.9.28 針間有年

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人造人間とエディ博士の1778日 はりつき交換創作所 @haritsuki

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