19スラ ももいろモザイク! スライムさん

ウォーリー邸で世話になること何日か。

うん。何かね記憶が曖昧なんだよね。

ミニスカエロスボディの客引き人形のパンツからドジョウが出てきてコンニチハしたようなしなかったような記憶は鮮明なんだけどなぁ。

ドジョウさん、どこのお池から出てきたの?

そのヌラヌラはホントにオサカナのヌラヌラかなぁー?お池にハメてさぁヘンタイ。

R18になっちゃう!R18になっちゃう!


よし。

読者に妄想させるネタは振ったからあとはOK、OK。

んでさ。

記憶曖昧なんだよねぇ。夏だったよね、確か。

ところで、御一行が見当たらねーんですけど。

どこじゃ?あ、いたいた。


みんなナニしてんのー?


「フォークス家の性事情についてお話していましたのよ。」


うぉいっ!随分生々しい話してるじゃねーですかい、エリーさん。

エレオノーラ・エデルガルト・フォン・ヴィルシュテッター侯爵令嬢。

19世紀ドイツで若くして亡くなり、あの世から異世界観光に来てると言う…。

ん?エリーさん?なんでホムンクルスの詳細知ってんだ?

あれ?亡国のホムンクルスだって知ってる!なんでー?


「地の文だからじゃないでしょうか。生死に係わりなくなく物語を俯瞰で見下ろせる存在ならばこそだと思われます。それは、新しい自分に生まれ変わる事を知ります。」


んー?チョット、ナニいってんだかわかんない。


「ここはウォーリー邸の居間ですわ。少々、過去の出来事からすれ違いが生まれ、それを昨晩解消したことで皆さんと仲睦まじくお茶をいただいているところでございますわ。」

「つーか、説明させんな。地の文、仕事しろ。」


お?スライムさん久しぶり!…久しぶり?なんで?ま、いっか。社畜仕事に戻るさ。


ウォーリー邸は流石に資産家だけあって、居間自体も相当広い。

調度品の類は質素だが良質のものを用立てていると一目で分かる落ち着いた雰囲気を持っている。

絶対、家主のセンスじゃない。使用人がナイスチョイスかましたんだろう。

だってねぇ。派手な囚人みたいな出で立ちだもん、ウォーリー。絶対センスねぇ。


んで。

品の良いテーブルと多人数掛けのソファにクレイトス、メグ、ウォーリー、ココんちの老練な執事(セバスチャン型)、目がトロンとしてソバカスがチャームポイントっぽいココんちの若いメイド、ミニスカすぎて座るとみろり色パンツが目に飛び込んでくる流しメイド?のエリー。

そして。

テーブルの中央には。

サファイヤの様に深い蒼が煌めくドまんじゅうが。


「おい。オレを饅頭扱いすんなや。言わすぞ?コラ。」


えー。いいじゃん。キレイなおまんじゅう風味に修飾したじゃん。

は女子とかお子ちゃまとかに喜ばれると思う発言よ?

ハイハイ。目がないのに視線で訴えかける器用さんですね。

青い玉っころは、スライムさん。みんな忘れてるかもしれないけど主人公の菌類ですよ。

ってあれー?お子ちゃまたちがいないですな。


「ベルとローズは庭で遊んでんだよ。子供にゃ聞かせらんねーハナシだかんな。」


地の文と会話すんなし。

オレは登場人物かよ。


「地の文如きが口答えとは世も末です。与えられた仕事すら出来ないとは。この無能はまだ使う予定ですか?」

「いや、オレが決めてるわけじゃねーしよ。」

「仕方ありませんね。皆さんをお待たせしていますので、強制的に仕事をさせましょう。そーれ!」


おい、ちょっ、んにゃう!なんか頭に入ってくりゅう!

頭ないけどな!

世界の情報全てをつかさどるアナログ盤の明石屋レコードから情報がぁーーーー!


――かえる ぴょこぴょこ みぴょこぴょこ あわせブツッ

――かえる ぴょこぴょこ みぴょこぴょこ あわせブツッ

――かえる ぴょこぴょこ みぴょこぴょこ あわせブツッ


とんでる!針とんでる!壊れたレコードみたいになってる!って壊れたレコードじゃん!


「全く。うるせーヤツだな。てめぇがさっさと仕事しねぇからミンナ待ちぼうけ食ってんだぞ?」


んなこと言っても針とんでんだってば!明石屋レコードさん、レコード盤傷ついてますってばさ!

それよか、地の文待ってる登場人物達っておかしくね?ナンで普通にコッチ見てんの?姿形なんかないのに!ないのに!ウォーリーなんかチラチラ見ながらソワソワしてやがる…。これはさっさとオハナシ終わらしておにゃのこいる店に行きたいって顔だ。ぼくしってるよ!


キュキュキュキュ キュッキュ キュキュえるえるえるキュキュッ

かえるぴょこキュキュ えるキュキュキュー キュッキュかぁぁぁえぇぇぇるぅぅぅ

キュッキュ キューあわあわあわキュッキュわせキュぴょこキュー ぴょこキュー


いや、エリーさん。手でDJライクなレコード捌きしてるけどエアプレイすから、それ。

なのにナンでディスコライクのサウンドに乗せて明石屋レコードの内容が頭(あるような風味)にどんどん情報が入ってくんのさ。


「あなたが何時までもウザイのでテコ入れをしたまでです。」


ア、ハイ。すんません。

明石屋レコード聞いたんで理解しまシタンバ。オハナシ進めマッスルとも、ええ。


「ほんのりオヤジネタ混ぜてきやがって…。あー、みんな待たせたな。ようやく話進むらしいぞ。」


えーイイじゃん。ちょっとしたオチャメよ、オチャメ。

そこ!昭和の香りする言うな!


んじゃ、気を取り直して。

品の良いテーブルと多人数掛けのソファにクレイ「そこやったぞ。」トス…そだっけ?

あー、そうそう。お子ちゃまに聞かせられないお話中でした。

つまりエロいカンジが入ると言うことかなぁ?まさにカエルぴょこぴょこです!

明石屋レコード混じった!


「では話を戻しましょう。クレイトス様を存じ上げていた件は、夜のお仕事上のお付き合いでありますから、何ら含むところはございませんわ。」

「腕を絡ませてご尊顔を見上げながら甘くお名前を囁きましたのも、再び当方にご指名をいただけますよう営業活動に努めた結果であり、特別な感情は持ち合わせておりませんですもの。」

「ですからマルガレーテ奥さまがご心配なされるような事態には陥る筈もございません。そもそも、この身体はバカバーカ帝国製の人工物でございますので。」


エリーさん…。ぶっ込んできましたがな。

明石屋レコード情報だと、エリーがベルたちと一緒にウォーリーんちに着いたところで、馴染みの優良(高額サービス利用)顧客クレイトスがいたんだから営業活動をしちゃうのも仕方ないよね。

で、それ見た奥さんのメグさん。クレイトスを階段の踊り場手すりから一階に向かって雪崩式ジャーマンスープレックス。

そこからペコリペコリとクレイトスがおじぎマッスィーンになるくらい責められてんのよ。


うん。

そこは、まあいいや。それよりさ。


3メートルくらいの高さから雪崩式ジャーマンは普通に昇天するよね。

技を発案した本人自ら二度と使うことの無かった危険技だかんね。

よく無事だったなクレイトス。ピンピンしちょる。


「オレさまがスライムさんクッション張ったに決まってんだろーが。ぴよこ突撃並の威力だぞ、ありゃ。マジで死ぬわ。」


ママン、ヒートアップし過ぎたんね…。

厳重注意してるスライムさんの様子が明石屋レコードから動画配信されてますがな。

動画が気に入ったら高評価とチャンネル登録ヨロシクね!


…それより、ぴよこの突撃並ってやばくない?あれって音速出てなかったっけ?

いつもはココでぴよこがピヨピヨテレテレするんだけど、お子ちゃま組なんで遊びに出ちゃってるから返事なし。


ピヨー テレテレ


見えないのに遠くでぴよこが照れてますがな。

仕事熱心だな。

お。

お子ちゃまたちの存在感アピールがココで入ります。

見えないけどイルヨ!的に。


ぴよこさーん! つぎここー!

ピヨー! ギューン キラーン ヒュゴー ドガーン ドリル ドリルルル

ちょっと、ベル! いい加減にしときなさい! 庭が穴だらけじゃないの

うゆー? ぴよこさんのあなは、いっぱいすごいよ!

スポーン シュパシュパシュパー ピヨーン!

あー! ぴよこさんとんだー! ぽーんて、でた!

え? え? 違う穴からヒヨコさん出て来たわよ? 地下で繋がってるの、これ

ピヨ~ テレテレ


なんか、明らかに普通じゃない遊びが展開されてんすけど。

ヤツらナニしくさってやがるんだ。

そのネタだと次に繋げにくいじゃねーか!

もっと次回に影響のない遊びにしなさい!

おっと、お子ちゃまパートはここで終了。これ常識。世界標準。


問題はこの微妙な雰囲気のある集まりなんだけど。

明石屋レコードによると、雪崩式ジャーマン事件は昨日のこと。

それ以降の情報ナイんだけど。

万能感出しといておかしくない?


「昨晩以降の情報はデータベースに書き込み処理順序待ちですわ。ある程度の情報量がグルーピングされてシリアルに処理されますので。何せ神羅万象のデータ記録は甚大になりますから。」


いや、エリーさん詳しくね?詳し過ぎね?

地球生まれ地球育ち地球死亡のドイツっ娘が世界の真理的なコト知ってんのがオドロキだよ!


「心霊世界にとって三次元世界の情報などSNSレベルでしてよ。異世界フラリ一霊ひとり旅の順番待ちをしていたところは高次世界でしたのよ? 六次や七次元世界でなければ異世界など、次元の壁を超えることは出来ませんもの。」


な、なんてこった…。

このお話にSNSが登場するとは。

電波!電波!

通信!通信!

掲示板!掲示板!

炎上!炎上!

クスクス フヒヒヒ ウヒャヒャヒャ


んで、今の状況説明プリーズ。


「あ? まぁ、なんだ…。アレなんだが、和解したっちゅーか…。なあ、クレイトス、メグ。」

「…あ、ああ、そうそう。夕べ僕らは、ちゃんと仲直りしたんだよ。」

「ええ、そうね…。より親密になったと言えば良いのかしら…。」

「ほっほっほ。わたくしめは既に枯れておりますので参加は控えさせていただきましたが、皆様は大層親密になられていたようでございました。」


…なんか雲行き怪しくね?薄々気付いてるけどさ…。

あらら、ソバカスメイドさん顔真っ赤っかですわな。


「わ、ワタシも多人数とかは初めてだったもので最初は戸惑いましたが…。そのうち慣れて仲良くさせていただきました。」

「新鮮だったね。よく味比べとも言うけど、その場で経験すると、なるほどこんなに違うんだって感心したよ。」


うぉい!ウォーリー!それ不穏!不穏なセリフだから!

落としどころ!落としどころどーすんだよ、コレ!

問題多くて説明しづれーよ!


「全く。ハッキリ言えばよいじゃないですか。」


ちょっと、エリーさん?なんで立ち上がんの?なんでパンツ膝まで下ろすの?

なんでソファーにもたれるように浅く座りなおすの?

って、ソレ、おしっこシーシーのポーズじゃん!オトナがヤッたらマズイじゃん!


「はい、くぱぁ。」


それダメだって!垢バン方面でヤバイって!


「大丈夫です。R15ですので、モザイクかかっていますから。」


R18でもモザイクかかりますってば!

つーか、モザイク細かすぎ!ピンクが目立ってますがな!

具が丸見えと変わんナイじゃん!


「差し詰め、ももいろモザイクとでも申し上げましょうか。」


サブタイ回収したけど!

回収したけど!


※サブタイトルが実在の作品名等と類似性が見られたとしても、タイトルを捩った意図はなく不幸なすれ違いの賜物であり、既知の作品とは全く以って一切関係は微塵もありません


思わず注釈いれちゃったよ!

タイトルいじりだけでもファンは怖いんだよ!

炎上して社会的に攻撃もらっちゃうから!

物理的に吊るされちゃうから!


きんいろ市松模様って毎度のことながら全然知らねーのよ。

とりあえずggrksって言われて画像検索したのよ。

キャラ絵見てJSかJCのお話かと思ってたんよ。

そんでウィッキー・ペディーアさんから聞きかじりしたんよ。

まさか、JKだったなんて…。

最後はJDだなんて…。

外国っちゅー意味でドイツ人(中身のみ)いるけど、まぁ内容弄らんからいいかなって。

ソウ オレ ワルクナイ ワルクナイノダヨ。

ワルイノハ ジャクシャヲ キョウシャノナカニマゼル シャカイノシクミダ。


「私はヒトではないですから浮気の可能性は無い旨を示すため、みな様に業務内容を体感していただいたのでございます。お陰様で、みな様も大層お悦びになられたご様子で、私に他意がないことをご理解いただきました次第でございます。」


…。


「むしろ店舗に従事する通常の女性従業員相手に性処理をするより、相手に入れ込む等の考える問題が発生する率は非常に低い旨を僭越ながらお教えする機会を頂戴いたしましたことに感謝の言葉もございません。」

「更にはスライムさんにもご協力いただき、行為中、及び事後に問題が無きよう、体液の処理をいたしております。」


…スライムさん…。


「…なにも言うな。オレだってアノ流れは止められなかったんだ…。貴族家の話術ってスゲーなぁって…。」

「お褒めに与り光栄ですわ。スライムさんには感謝の言葉もございません。女性同士で結合するための名状し難き棒状の何かに変形していただき、お手伝いどころか体験したこともないスバラシイ動きで女性の足腰を砕くとても紳士な振舞でした。」


……スライムさん…。


「…うん。もうどうにも出来なかったんだよ…。オレが断ると全てが不和に終わる方向に誘導されちまったんだ…。」

「いやー、友人の目の前でその奥方と睦む経験は初めてだったから燃えたよ。マルガレーテ殿もクレイトスに見られながらの方が激しかったくらいだしね!」


ウォーリーッ!!それ、このタイミングで言ったらダメだって!

いや、タイミング関係なしに口にしちゃいけないセリフだって!


「素直に5P乱交パーティーが開催されたと申せば宜しいのでは?」


よろしくないから。

すごくよろしくないから。

いつもテキトーなコトで埋め尽くすけど、見事によろしくないから。

くぱぁはそろそろヤメて下さい。

ほのぼのほんわか適当ストーリーでサスガにそれは許容範囲を超えてると言うか。


「視姦放置プレイで身体の反応が見られます。液漏れを起こしております。」


スイマセン。

もう赦してください。

罪人のように謝りますから!


「ああ、そうそう。昨晩の料金を支払うよ。一本でいいかな?」


ウォーリーさん、白い帯で巻かれた札束じゃないっすか…。

あんた一本って…。


「せっかく準備オーライみたいだから、これからいいかな?」

「はい、どうぞ。ここでいたしますか?」

「旦那様。寝室にてお励みになって下さいませ。」


ウォーリー。

明るくオッケーと言いながらエリーを抱えてどっか消えてった。


ダメだ。

このままだとクレイトスとメグの会話もヤヴァイのが始まる。

もう誰もしゃべらせんわい!

スライムさんも今回、よわよわツッコミだから頼りにならん!


…冷静に考えて見れば。

登場人物たちから地の文がお話の説明受けるって何なの?

明石屋レコードほとんど役に立ってねぇ。

なんだか疑問符とか感嘆符が多い回だったなぁ。

最後まで地の文回?だったなぁ。

ナニソレ需要なさそう。


そんなことより問題は。


このハナシ、削除案件になんないか?

R15ってどこまで許されるんか匙加減がさ。

運営にナンか言われたら即削除すっから。


次回、いきなり欠番になってるかもしんないや。

と言うか最終回になっちゃったらどうしよう⁉

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