第8話 おい愚姉(激オコ)
「ごめんなさい!」
長い沈黙を破ったのは、姉ちゃんの謝罪だった。ごめんなさいということは、何かしら謝らなければいけないことなのだろう。だが先輩の言葉から察するに、先生方すら逆らえない何かが敵だったのだろう。弱みを握られたか、立場上目をつむるしかなかったのか、、、だがそれでも、解決しなければいけないことだったのではないのだろうか。、、、そう悩んでいたとき――――
「謝るくらいなら、助けてくれても良かったじゃないですか!」
理事長の机を、ドンと叩いて迫る。やはり先ほどから先輩がかなり激怒している。姉ちゃんも珍しく、しゅんと俯いている。平野さんは、そんな大きな問題の被害者なのか――――――
響歌「先輩、怒っているところすみませんが、何があったのか教えていただけませんか?、、、姉ちゃん、いいよね?聞いても」
籠谷「、、、分かりました、由香ちゃんに何があったのか、全てを話します。ですがもう、平野さんには近づかないと約束できますか?」
秋季「そんな!、、、響歌は本当に平野さんを助けようと―――
籠谷「そう言って、まだ何も解決すらしていない、、、理事長、もう私はあなたを信じることはできません」
秋季「そんな、、、」
響歌「大丈夫です。私もつい最近姉への信用を捨てましたし」
秋季「そんな~~~~!!」
籠谷「茶番は結構、、、今から話すことは、由香ちゃんの前ではもちろん、ほかの皆さんの前でも、話さないようお願いします」
「由香」
教室がざわめく。由香に話しかけるだけでこれだ。絶対に許せない。
平野「なに、勝手に名前で呼ばないで、鬱陶しい、、、キモいよ」
構わない、、、俺はもうほおっておけない。俺はそっと近くにより
平野「な、なによ!近寄らないで―――
響歌「俺が助けてやる」
平野「!!、、、、助けなんて、、、いらない」
そっと、震えた声で言う彼女は、顔を俯かせて顔を隠す。俺は、俺以外に苦しんでほしくない。俺が我慢すれば、皆救われるんだから、、、
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どうもアナザーです
話の出だしが中途半端になりそうだったので、短くなりましたがここでストップさせていただきます。次回から由香の過去編です、長くなりそうだったら分けて投稿します。
ではでは~
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