第7話 ねぇお姉ちゃん(ニコッ)

「バレちゃった、、、てへっ………」


あんの愚姉め、、、処す、必ず処す。


籠谷「か、唐松さん、、、その、え?」


響歌「はぁ、私も今知ったというか気付いたというか――――


籠谷「言い訳無用ですよ。そう、、、あなたも男だったのね、、、どうせ唐松理事長の妹を装って、、、でもひどいです。この学校まで来る必要はないでしょう!!」


響歌「えと、先輩?」


籠谷「黙れ!!由香ちゃんにはもう手は出さないと、そう言ったじゃないですか、、、」


響歌「!!」

ぐすんと涙ぐむもこちらを睨んでくる。さっきとはまるで違う、殺気をまとっている。それに、平野さんとどうやら知り合いのようだ。



響歌「私、いや、もういいか、俺はその先輩の言う男とは関係ありません。あと、さっき由香ちゃんには近づくなって言ってましたけど、何かあったんですか?」


籠谷「とぼけないで!あなたたちが由香ちゃんをああさせたのでしょう!」


響歌「だからどんなことがあったんですかって聞いて―――


籠谷「もう結構です、、、金輪際私たちに関わらないでください、、、助っ人の件も結構です。」



どうやら平野さんがあんな風になったのは、先輩の言う男集団が原因なのだろう。しかし、近づかないと約束でもしてたのか、、、じゃあなんで平野さんはあのままなのか、、、まさか――


響歌「平野さんに近づかない条件って、皆で平野さんのことを無視するとかですか」


籠谷「……は?」

俺は足早に廊下を歩いて去る先輩に投げかけた。すると先輩はぴたりと足を止めて振り返り、こっちに近づいてくる。


籠谷「なに?、まだ知らないふりをするの?そんな安っぽい条件じゃないわよ!生徒だけならよかった、、、でも違う、、、大人たち、先生だって抗えない。そんな環境を作ったのは、、、あなた達じゃない!」


先生たちも抗えない?てことは、これを知ってるってことか、、、じゃあ姉ちゃんも知ってるんじゃ、、、なんかめちゃくちゃだ。


響歌「先輩、理事長室に行きましょう。」


籠谷「……いいでしょう、理事長に直々に確かめさせてもらうわ。」


響歌「そうだな、、、色々と、、、、確かめよう」











―――理事長室―――


コンコン

「「失礼します」」


秋季「どうぞ、、、って響歌ちゃん!いい子にしてた?」


響歌「はいお姉ちゃん!私頑張ったよ!!」


秋季「へ?そ、そうなの?ぐへへ、、、偉いね~響歌ちゃん!」


響歌「でしょ、、、でね!お姉ちゃん!!色んな証言抑えたんだが、、、平野さんの件、どういうことだ?」

俺はトーンを数段階下げ、笑顔を絶やさず問いかけた




しばらくの沈黙の後、理事長、秋季はしゃべりだした。


――――――――――――――-―――――――――――――――-―-――――――

どうもアナザーです

ちょっと展開早いかなとか思ったんですが、、、まあ、遅すぎるのもあれな感じがしたので、、、

次も見てくださいね!

ではでは~





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