天才

ドキュメンタリーを読んでいる感じがしました。読後に重い感覚が残りました。、

な…に…………。このお話？
　
　スゴく難しいおはなしで、すぐにブラウザバック確定なのに不思議と先が気になり、魂が揺さぶられる熱いものを感じます。
　
　　

注意：犯罪を推奨しているわけではありません。
１　読む前の印象や予想など（表紙やあらすじなどから想像したこと）
これについては、一度は考えたことのある人も多いのではないかと思う。イジメやパワハラ、性犯罪など。死んだほうが良いと感じる相手でも、殺してはいけない。それが法律。
性犯罪などは特に心の殺人と言われている。被害者は死ぬまで苦しまなけれなならないのに、加害者は再犯の確率が高くても刑期を終えれば出てくる。
またバイトテロなども同じだと言える。少し考えたら分かりそうなものなのに、会社だけではなく倒産すればそのせいで、職を失い路頭に迷う人が大勢出るのだ。人に迷惑をかける人間は、本当に生きる価値…続きを読む

最後まで読ませて頂きました。

法廷での緊迫感を描けるのは凄いと思いました。

被告人の真意を知ったとき衝撃が走りました。

映画のような展開で面白かったです。

素晴らしい作品ありがとうございました。

　この物語は、青年が老人を殺すことがどのような意味を見出すものであるか、通常の刑法とは別の青年独自の思考と語りによって、読者の中で殺人を再構築させる短編である。読者によっては、以降の文に私の悪意の滲みだとか先鋭性のほとばしりを感じてしまうのかもしれない。だがこのレビューはあくまで物語を受けて、物語の世界を前提にしたレビューを書いたに過ぎないのであって、私の人格と同一視されるべきものでは無いことを留意してほしい。作者だって、本作品は作者の思想を反映したものではないとアナウンスしているのだから。

　犯罪は、自分から起こそうとしなければいつも向こうからやってくる。物語は、基本主人公である「僕」が…続きを読む

普段はあまり読まないのですが、人を殺す事については気になって手をつけさせていただきました。
許されるべきか行うべきか。
そもそも殺人とはなぜ皆重きを置くのか。善人が殺されないためです。
それでも善人は理不尽に何かの被害を受ける。
被害を齎《もたら》すのは法律という茨を濫用する者ですよね。
私達は皆その法律に雁字搦めにされている。
私も思うのです。
人を殺すのは残酷で非人道的な事と感じる反面、正しさも垣間見えるものであると。

鮮烈な切り口の作品でした。
色々な意味でえげつない小説です。

他の、意図のない作品群とは一線を画す作品だと思います。
リアリティとフィクションのバランスが見事でした。

冒頭から惹きつけられる導入、その後の淡々としながらも、
ぐいぐい引き込まれる語り口で最後まで一気に読まされました。

心のバランスが微妙なときに読んではいけない作品だな、と。

罪っていけないことなんです。
殺人ってダメなことなんです。

そんなの誰でもわかる。

じゃあ、誰かを助けるための殺人は？

殺人はもちろんやってはいけない。

そんな理想と、助けなければならない事実に目を背けたくなる。

考えさせられました。