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今日も全ての授業が終わり、後は帰るだけになった
「委員長……今日はごめんな」
「いえいえ、出来たらいいなっていう程度なんで
なんなら代わりの人用意してくれたじゃありませんか
それだけで十分ですよ」
「それはよかった」
トイレに行ってた友人が帰ってきた
「それじゃぁ、後は頼んだ」
「お~任された」
「真剣にやれよな」
「それは委員長しだいってことで」
「じゃぁ厳しくしましょうかね?」
「やめてくれぇ~
そういえば、お前妹と帰らないのか?」
「あぁ、妹に教室で待っててくれって言われてな
まぁ、終礼が長引いてるんだろ」
「うちの担任ルーズだからな~」
「たぶん自主性を優先しているだけだと思いますよ?」
「まぁどっちにしろまだ時間があるんだ
少し気になってたことだけど、今日の妹について二人はどう思う?」
「いつも通りじゃぁありませんか?」
「まぁ、今日はずいぶんとイチャついていたようには思えたな」
(おにぃが私のことについて話してる……)
妹がもう教室の前まで来ているのに気づかずに俺は話し続ける
「イチャついてなんかいねぇよ」
「だってよ、委員長どう思う?」
「えっ?まぁ……ずいぶん仲がいいなぁって思いますよ
私姉弟とか居ないんで良くわからないですけど」
「でも、まぁ確かに今日はやけに距離感が近いと思ってな……何でだと思う?」
(おにぃはまだ私の気持ちに気づいてくれないんだ……ショックだな……そんなに魅力ないのかな……)
「さぁ?もっと仲良くなりたいとかじゃなねぇの?」
「私にもわかりませんよ」
「う~ん」
俺が悩んでいると教室の扉が開いた
「おにぃお待たせ~じゃぁ行くよ~
二人きりで」
「あぁ、やっと来たか……っ!?」
妹が方を振り向いたら、妹が俺にキスをしてきた
それも唇に直接
一瞬のことだったが、俺は激しく動揺した
「おやおや、あついことで」
「はへ?あわわぁ」
友人はからかって、委員長は珍しく慌てふためいていた
「おにぃ?どうしたの?早く行くよ」
(こいつ……何考えてるんだ?)
「あぁ……買い物か……行くか」
有無を言わせない満面の笑みの妹に俺は従うしかなかった
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総PV数1000越えありがとうございます! 明日はおやすみさせてもらう……かもしれません
(書けたら投稿します)
ハートもフォローもありがとうございます!
P.S.今日のやつ、明日ちょっと修正するかも
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