2-4

 今日も全ての授業が終わり、後は帰るだけになった


「委員長……今日はごめんな」


「いえいえ、出来たらいいなっていう程度なんで

 なんなら代わりの人用意してくれたじゃありませんか

 それだけで十分ですよ」


「それはよかった」


 トイレに行ってた友人が帰ってきた


「それじゃぁ、後は頼んだ」


「お~任された」


「真剣にやれよな」


「それは委員長しだいってことで」


「じゃぁ厳しくしましょうかね?」


「やめてくれぇ~

 そういえば、お前妹と帰らないのか?」


「あぁ、妹に教室で待っててくれって言われてな

 まぁ、終礼が長引いてるんだろ」


「うちの担任ルーズだからな~」


「たぶん自主性を優先しているだけだと思いますよ?」


「まぁどっちにしろまだ時間があるんだ

 少し気になってたことだけど、今日の妹について二人はどう思う?」


「いつも通りじゃぁありませんか?」


「まぁ、今日はずいぶんとイチャついていたようには思えたな」


(おにぃが私のことについて話してる……)


 妹がもう教室の前まで来ているのに気づかずに俺は話し続ける


「イチャついてなんかいねぇよ」


「だってよ、委員長どう思う?」


「えっ?まぁ……ずいぶん仲がいいなぁって思いますよ

 私姉弟とか居ないんで良くわからないですけど」


「でも、まぁ確かに今日はやけに距離感が近いと思ってな……何でだと思う?」


(おにぃはまだ私の気持ちに気づいてくれないんだ……ショックだな……そんなに魅力ないのかな……)


「さぁ?もっと仲良くなりたいとかじゃなねぇの?」


「私にもわかりませんよ」


「う~ん」


 俺が悩んでいると教室の扉が開いた


「おにぃお待たせ~じゃぁ行くよ~

 二人きりで」


「あぁ、やっと来たか……っ!?」


 妹が方を振り向いたら、妹が俺にキスをしてきた

 それも唇に直接

  一瞬のことだったが、俺は激しく動揺した


「おやおや、あついことで」


「はへ?あわわぁ」


 友人はからかって、委員長は珍しく慌てふためいていた


「おにぃ?どうしたの?早く行くよ」


(こいつ……何考えてるんだ?)

「あぁ……買い物か……行くか」


 有無を言わせない満面の笑みの妹に俺は従うしかなかった



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 総PV数1000越えありがとうございます!  明日はおやすみさせてもらう……かもしれません

(書けたら投稿します)

 ハートもフォローもありがとうございます!

 

P.S.今日のやつ、明日ちょっと修正するかも

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