2-2

「おはようございます。何か考え事しているみたいですけど大丈夫ですか?」


 彼女は心優しく、誰にでも別け隔てなく接している

 そういった理由から、彼女はクラスの委員長を任されている

 ちなみに俺は投票で副委員長をやらされている

 全く不本意ながら副委員長である

 しかし、クラスの決め事などで彼女と話すことが多く、彼女とある程度仲がいいのは少し良かったなと思っている


「いや……なんでもないよ」


「そうですか、悩み事があるならいつでも言ってくださいね」


 相変わらず彼女は優しい


「ところで、今日の放課後時間は空いてますか?

 研修旅行の栞について話したいのですが」


 もちろん断る理由もなく


「あぁいい…「ダメだよ」」


 承諾しようと思ったら妹に遮られた


「あら残念です」


「どうしてだよ?」


 俺は納得いかなそうに妹を見ると……

 なんか寒い気配がしていた


「おにぃは放課後私の買い物についてくるの

 今日はここ数日雨で買い物に行かなかった分をたくさん買わないといけないの

 だから荷物持ちとして来てくれるの

 そうよね?

(お前に私のおにぃは渡さないよ)」


 妹は一呼吸でそういうと俺に微笑んだ

 食事など家事は妹に任せきりの身としては断れなくて


「あぁ……それなら行かないとな

 ごめんな、委員長」


「いえ……気にしないでください

(何あの子……めっちゃ怖いんだけど)」


 それを聞いて笑みを深めた妹は機嫌よく腕にくっついてきた

 そのときの妹の笑みが少し怖く思ってしまい、俺は直視出来なかった



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 一日のPV数が200を越え、総PV数が700を越えました

 書き始めはこんなに読んで貰えるとは思っておらず、ひたすらにビックリしてます

 新たなフォローとハートありがとうございます!

 感想、コメント等ありましたら、優しくお願いします

(酷評だったら心折れちゃう……)

 これからもこの小説をよろしくお願いします!

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