第51話~第55話

営業の電話をかけまくっているのに、一向に繋がらない相手がいる。着信拒否にはされていないようだし、なんとか話をしたいと思っているのにどうしてなんだろうか。留守番電話にもメッセージを残しているのに。うまく乗せて買わせないと、今月のノルマがなぁ。


声でいろいろな電化製品を操作することができるのはとても便利だ。しかも登録をしておけば、特定の単語で一連の操作も可能であり、これだけ身体を動かさなくてもいろいろなことを指示できるのだが、悲しくも現状は口先だけで脂肪を落とすことができないのである。


きのこたけのこ戦争というのは、定期的に勃発しているような気がする。それぞれの主張に耳を傾けると、まぁ言いたいことはわかるし共感できる部分もある。では自分はどうかというと、むしろたまにはすぎのこ村を思い出してあげてくださいと言いたい。


探偵モノ小説の禁じ手のひとつに、犯人が探偵だったというものがある。さすがにそんな作品を目にしたことはないが、もしあるというならお目にかかってみたい。自分で書くのは気が引ける。でもね、探偵モノじゃなければアリなのかどうなのか、気になるかもしれない。


三寒四温とはよく言ったものである。暖かくなったなぁと思いきや、その夜に突然びっくりするくらい冷え込む。炬燵をしまうタイミングを決められないでいる。だが決めた──そう思って準備をはじめようとして挫折した。ネコが中で丸く天板でのびていたからである。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

120字くらいの物語 山羊のシモン(旧fnro) @fnro

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ