第46話~第50話

昔のゲームなどをリメイクするときには,どうしたって批判が出てしまうものである。こればかりは回顧厨を封じることが難しく,それを気にしていたらリメイクなどできない。この考え方で古い作品をリメイクしてみたところ,誰にも見てもらえないものができあがった。


お酒は弱いんですといつも言っているのに信じてもらえない。すぐ顔が赤くなるのに。記憶を飛ばすような飲み方はしないし、赤くなるから無理強いもないのは幸いなのだが、弱いという言葉に説得力がないらしい。何故だろうと思いながらウィスキーをロックで飲んでいる。


ホットサンドクッカーはいろいろなものを挟んで焼ける。ホットサンドだけじゃなくて肉まんだったり、唐揚げみたいなこともできるし、ちょっとしたキャンプ気分で楽しい。調子に乗って色々なものを挟んで焼いていたら、チーズが溶けてこびり付いて大惨事になった。


普段積もらない地方で雪が降り積もると、子供たちはおおはしゃぎ。犬は庭を走り回り、猫はその様子を興味なさそうに眺めつつ炬燵で丸くなる。そして、父は平和な光景に目を細め、母は泥だらけになった子の服や靴にため息をつく。そして父に視線を向けて何かを訴える。


食後に炬燵でゆっくりしていると襲い掛かってくる睡魔。必死に抵抗して、たとえばスマホをいじってみたりする。しかし姿勢がつらいということでクッションなんかを準備してしまうと、追い払っていたはずの奴が再び舞い降りる。そして結局は夢の世界に誘われる。

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