3 戦力補充

 その夜、龍二達はオオクニヌシに呼ばれて彼の部屋を訪れていた。オオクニヌシから改めて協力の依頼をされたのだ。

「要は、オオクニのおっちゃんを殺しに来るバカを叩き潰せばいいんでしょ?」

「そういうことだ。龍二君達には悪いけど、引き続き私達に協力してほしい」

「いいよ」

「もとよりそのつもりです」

 少年達は力強く頷く。

「まさか僕らが神様からお願いされるとはね」

「驚きよね~」

「───」


 そんな彼らはこうも緊張感皆無の雰囲気を醸し出していた。オオクニヌシもそんな彼らの空気に苦笑いしかない。これは流石にと泰平は深いため息をついた。


「あのさ、もー少し緊張感というかそーゆうの持とうよ」

 そう言って、彼はチラリと別の方向に首を向ける。部屋の隅っこにでは暢気に遊んでいる玄武とコウフラハに呉禁がいる。

「君達———あ、遅いか」

 声をかける前に、青龍が彼らに『強力』な鉄槌が下った。そのまま彼らは引きづられて退場させられた。


 数分で彼が戻ってたので話は再開された。

「同族同士の争いになりますからね。難しい戦いになるのは間違いないでしょうよ」

「それは覚悟の上」

 神同士の戦い。神話の話だが、東西問わず様々な事象で神同士が戦ったり謀略を巡らせたりと割と人間と変わらないことをしている。日本でも、建御雷神と建御名方神の力比べなどが挙げられる。

 むつかしい顔をして唸り考え込む皆を他所に、龍二は二龍と〝会話〟していた。

(神様も争うもんなんだな)

(まぁの。奴らも、我らと同じように性格がそれぞれ異なる。それ故、ということもあるだろうよ)

(今回は元々連中のほうに不満がたまっていたところに向こうからのアプローチがあった。遅かれ早かれこうなっていただろうよ)

(そうなん? けどさ、協力するでしょ二人も)

(当然じゃ)

(当たり前だろ)

 その横で青龍が一先ずの案を提示する。

「向こうは数を押してくるじゃろう? わしらはこれまで通り四方を護る。その際、龍二達を後方予備に控え、崩れそうな所へ逐次援護に駆け付けるのは如何?」

 青龍がそう言うと、オオクニヌシは少し悩んで首肯した。













 翌日、タヲヤメノオオミコトやスクネノミコトを始めとするゼウスに加担した神々が攻め込んできた。その数は想定外に多く、オオクニヌシ側は緒戦から苦戦を強いられることになってしまった。

「愚鈍な堕神共に聖なる裁きを」

 美琴───翼の生えた銀髪の天女は手を水平に振った。聖なる光を宿した風の刃は、彼女の手から放たれるや進行方向にいた者を容赦なく膾切りにしていった。

 異能を身につけた新米の南雲や劉封らも懸命に戦っていた。触発されたオオクニヌシやイザナギ、フツヌシ、アマテラス、イザナミ、スサノオ、カスガ達も全霊をかけて戦っていた。


 龍二らは遊軍として控え、防衛線が危うくなっている東側に援軍として向かった。彼ら以上の大活躍していたが、ちょっとした油断から頬に浅い切り傷を作ってしまった。「やべ」と口にしたが、時すでに遅かった。

「俺の龍二に何さらすんじゃテメェら────っっっ!!!!」

 一緒に援軍として戦っていてそれを見ていた達子が怒れるしにがみへ姿を変えた。眦を割き、獲物を求める獣と化し敵を認識するや辺り構わず暴れまわった。


 そこに援軍に駆け付けた美琴が降り立ったが、姉の豹変に恐怖した。

「お、お姉ちゃん怖い」

 そんなこと露知らず、達子の独壇場さんげきは続く。やることが無くなった龍二達は仕方なく彼女から少し離れたところに避難した。

「消えろ雑魚共っ! オレの夫傷つけた罪をあの世で一生後悔しながら償いやがれ!」

「俺はいつからお前の夫になったのかな?」

『あの世に逝ったら償えないけどな』

 龍二と紅龍が冷静にツッコミを入れた。当然彼女に聞こえていない。


「あらあら、スゴいわね~」

「神戸さんこわっ」

 欲望に負けた神は彼女の縦横無尽の暴れように恐怖のどん底に陥り右往左往している。それを愉しそうに狩る達子。

 遂に敵についた神は本来の目的を忘れ次々と戦場から逃げ出し始めた。

「ひ、退けっ! 退けっ!」

 司令官であったスクネノミコトですら、そんな命を下して一目散に逃げてしまった。

「んだよ手応えのねぇ野郎共だな! これじゃぁオレの鬱憤が晴れねぇじゃねぇかよ!!」

 羅刹と化した達子はいきり立たっていた。下手に言葉をかけようものならたちまち餌食になりかねなかった。


「た、達子ちゃん怖いです」

「怖いですぅ~」

「こ、怖い」

 参戦していた女性陣はことのほか恐ろしかったらしく、身を震わせて男性陣の後ろに隠れている。

「おーおーよしよし。ありがとな達子」

 そんな荒ぶる神達子を、龍二は後ろから頭を撫でながら彼女を慰めた。

 途端に彼女は破顔した。

「りゅ~うじ~! アタシ頑張ったよ~」

「うん。えらいえらい」

「えへへ~♪」


 とデレる達子を軽く抱きしめてやる龍二。見慣れている彼らはため息を吐くしかなかった。

「慣れてるね進藤君」

「それもそうですよ。特に最近は、龍二に傷一つつこうものなら瞬間ルビを入力…狂戦士バーサーカー状態になるものですからね。あぁやって〝あやす〟のが効果的なんですよ」

「それでも、タッちゃんは変わりすぎだよ」

 明美はやれやれと言う感じて引き上げて行った。他の者もそれに続いて引き上げる。


 オオクニヌシの屋敷は至る所から黒煙があがり、屋根、床、その他あらゆるところが破壊され、自慢の庭も半壊、戦死者も数百超となった。負傷者も千を越えたそうだ。


「これは手酷くやられたの」

「はい。このままですと我々は全滅してしまいます」

「何とか〝外〟から救援を呼んで来ないとな」

 負傷者の治療や埋葬などある程度のことを終えた首脳陣は休む間もなく会議を開いていた。そこには龍二も参加していた。


 戦力に差がありすぎた。彼らは外、つまり他所に助けを呼ばなければこの差は埋まらないと判断していた。

「ふむ。なら、わしが助太刀を請いに行こうではないか」

 こんなことを言ったのは青龍であった。オオクニヌシを始め皆の眼が彼に向けられた。

「青龍殿。一体どなたに助力を請いにいかれるのですか?」

「決まっておる。龍造達じゃ」

「!? しかしそれではあちらの方が・・・・・・・・・」

「こうなっては致し方ない。無論、全員というわけにもいかん。連れてくるのは奴の他に後藤、戸部、池田の三当主だけ。後は残しておくわい。わしらの国の復興にも何かと人手はいるからの」

「しかし〝門〟とその周辺を死守しているとはいえ、その他の地はは依然としてゼウスの支配下にあるのですよ。それをどうやって?」

「案ずるな。───おい、そこの閑人ひまじん

 青龍は顔を実体化した龍王に向けた。


 龍王。『龍』の長である天龍の父であり『龍』の最高権力者のような地位にいる男だ。

「わしらの世界に戻り龍造達を呼んで来る。手伝え」

 その彼に対して青龍は命令した。

「何だよその命令口調。人に頼むんならそれなりの礼儀があんだろ?」

 ふんとそっぽを向く彼に対して青龍は仕方ないなと呆れた顔で呟いた。


「そうか。では、お主が隠れて瞑龍の大事にとっていた秘蔵の菓子を盗み食いしていたことを本人にバラしてもよいのじゃな?」

「えっ・・・・・・・・・!?」

 途端に龍王の全身からどっと冷や汗が流れ始めた。他の面々は何のことだかわからず二人のやり取りを眺めていた。

「な、何のことかな。俺にはさっぱり」

「では、風龍が先の主から貰って大事に取っておいた秘蔵の煎餅を平らげたのは、どこのどいつじゃったかな?」

「お、お前! 俺を脅すとか性格悪すぎるだろっ!!」

「他人に秘密を簡単に握られるお主が悪い。黙ってついて来い」


 青龍は間髪入れずに告げた。龍王は悔しさを滲ませる。王の威厳はどこえやら。父娘揃ってなんとも情けないかぎりだ。

 よくまぁこんな情けない父子に彼らは不満を洩らさず従ってきたと、賞賛したいくらいだ。龍二はしかしと思い直した。

 むしろこうやってからかいたくなるから従っているのかもしれない。彼の思考はそこで終わった。

 それでも龍王は渋った。


「だがなぁ、俺はアイツの───」

 青龍は顎をしゃくった。龍王がその方を向く。

 嫌がる弟に頬擦りする沙奈江───霊体なのに触れられるといい何とも不思議な現象である────はこちらを見ながらニコニコと手を振っていた。

『おーちゃんいってらっしゃ~い』


「な・・・・・・・・・」

「主の許可は出たぞ。ほれ、行くぞ閑人」

「さ、沙奈江ぇ~」

 力なく項垂れる龍王の首根っこをひっつかんで連れていく青龍は、オオクニヌシに後事を任せそこを出た。

「はーなーれーろーあーねーきー!」

 龍二の雄叫びがあがったのはそれから間もなくであった。


 龍二は取り敢えず相棒の紅龍に助けを求めたが、彼は我関せずと煉龍やコウフラハと〝仲良く〟遊んでいた。

 そして、沙奈江の行動に嫉妬した達子にカスガ、瑞穂、趙香、美琴が負けじと群がって龍二争奪戦が開始された。


それが合図となったのか、会議は散会となり大人たちはそそくさとその場を後にしてしまい部屋には彼らだけが取り残された。

「誰か助けろー!!」

 龍二の咆哮はしかし、虚しく響いただけだった。

 誰も助けてくれないのだ。


「いやはや、羨ましいと言うかなんと言うか」

「止めないのかい?」

「眼の保養です。もう少し放っておきましょうよ」

「そうそう、保養保養♪」

「薄情だなぁ君達は」

 苦笑して彼らをなじるわりには、しっかり傍観としゃれこんでいる公煕。貴方もじゃないと華奈美がツッこんでもどこ吹く風だった。

「こぉんの薄情者共がぁー!!!」

 不幸だぁ! と龍二は絶叫した。















「ほぅ、それは由々しき事態じゃないか」

「うむ。そういうわけで、わしらを助けてほしいのじゃよ龍造」

「いいだろう。お前の頼みとあらば、引き受けないわけないだろ?」

 トンカントンカンと修繕の音が響く進藤邸の一室にて、青龍と龍造は向かい合っていた。青龍の頼みを即答した龍造は、すぐさま風龍を呼んだ。

「悪いが、晶泰あきやすと成良、それと知介を呼んで来てくれ」

 はい、と答えると風龍をはたちまち姿を消した。

 それと入れ違いに三上未奈と工藤(足利)義輝、並びに吉倉暎柾よしくらあきまさがやって来た。

「急に呼び出して悪かったな」

 客人達にそう断りを入れると、龍造は青龍に事の次第を簡潔に語らせた。

「俺はこれから神界に行くが、お前らは徳篤に協力して町の復興に力を注いでくれ」

 集まった三人はそんなことかと言わんばかりに微笑んで見せた。

「任せてよおじ様」

「もとよりそのつもりです龍造さん」

「困ったときはお互い様ってやつですよ」

「すまんな」


 そこに、風龍に伴われて晶泰と成良、知介が入ってきた。

 彼らにも青龍が簡単に内容を伝えた。三人は了承し、家に断りを入れてくると電話をしに出て行った。


「青龍。神界にもう一人連れていってもいいか?」

 そこに、龍造が口を挟んだ。

「ん? わしは構わんが・・・・・・こっちは大丈夫なのか?」

「心配すんな。徳篤もいるし、風龍達を置いて行くんだ。ちょっとやそっとなことでがたつくもんか」

「ならばよいが。して、誰を連れていくのじゃ?」

 龍造はニッと笑うと未奈を見た。

「未奈。一緒に来てくれ」


 唐突にそんなことを言われた未奈は一瞬キョトンとしていた。さっきと言っていることが違うような気がしたが、それを口にすることはない。一人でも戦力が欲しいのだろうと推察したからだ。

「おじ様の頼みとあれば私は別に構いませんよ。いいわよね、ゲンちゃん?」

『我は主に従うのみ』

 固いことを言う幻龍に青龍は苦笑するしかなかった。


 相変わらず固い奴じゃな、と言われた幻龍はふんと笑った。汝に言われてたくないと言い返され、たまらず青龍は笑い出した。

 行くかと龍造らが腰を上げた時、青龍がその前に寄りたい所があると言った。

「少々寄り道をしてもよいかの?」

 四人は互いを見合った。別に少しくらいなら構わないと答えると、そうかと立ち上がった。

「一体、どこに行くんだ?」

 龍造が問えば彼は

「何、少し懐かしい奴に会いに行くんじゃよ」

とだけしか言わなかった。












「なーなーきょ~う~。遊ぼ~よ~」

「勘弁してよ。私はこれでもこの国の皇帝だよ? もう少しで政務が終わるから、それまで待っててくれ神亀しんき

 雅な雰囲気の、それでいて古めかしい建物のとある大部屋に、高貴な男と少年は先程からそんな会話を繰り返していた。


「え~いいじゃ~ん!」

「こらこら神亀。陛下を困らせるんじゃないよ」

 そこに、銀かかった白髪で神主風の服の青年が部屋に入ってきて神亀の頭の上に手を置いた。でもぉと言う彼に、その男は優しい笑みで「ね?」と言うとようやく神亀は諦めたようだ。

 その時だった。


「ほぅ、なかなか立派な部屋じゃないか」

 聞き慣れた声が耳に入ってきたのは。

「やあ、青龍殿じゃないですか。お久しぶりです」

「何だ、お前まだ生きてやがったのか」

「いきなりひどい言い草じゃないか龍造さん」

「黙れ白朱。テメェ散々俺らを引っ掻き回しておいてそんな態度とれんのか? え?」

「あー・・・・・・えっと・・・・・・その・・・・・・ホントすいません」

「あはははは。白朱にも敵わない人がいるんだね」

 白朱を打ち負かした龍造と晶泰は眼を高貴な人間に向けた。

「お初にお目にかかります。私は劉協と言います」

「なかなかできた子だ。進藤龍二の父、龍造と言う。龍二が世話になったようで礼を言います」

 龍造が頭を下げたsその名を聞いた晶泰らが驚愕した。劉協といえば古の中国皇帝の名である。三当主と未奈は慌てて頭を下げて自己紹介をした。


「では龍二さん達の父君で?」

 そうだと答えると、皇帝もとい劉協は心底喜んだ。

「皆さんは元気ですか」

「あぁ、元気だぞ」

 と三人で暫く盛り上がっていた。


 未奈が不思議に思って青龍に質問した。献帝(劉協の皇帝名)にしては幼すぎないかと。

「ここは平行世界で、わしらの知っている時代の流れと違う時を流れておるからな」

 三人はそんなものかと納得した。


「皆さん。その節は貴方がたのご子息に大変お世話になりました。民を代表してお礼を申し上げます」

 だから皇帝が近づいてきて謝辞したことに気づかなかった。

「えっ、あっ、いや、とんでもない」

 そんな慌てる成良と知介を見て龍造は腹を抱えて爆笑した。


「そう言えば、あの口喧しい死に損ないのジジィがおらんの」

 キョロキョロと見回した青龍に帝は苦笑した。

于丹うたんでしたら、今の時間書庫に籠って仕事をしてますよ」

 献帝が答えれば青龍はそうかとだけ答え、白朱に振り向いた。


「そこのヘタレ。お主に頼みがあってきた」

 青龍は追い撃ちをかけた。

「・・・・・・聞きましょう」

 献帝が部屋を提供し、そこで話は始まる。献帝もそこにいるよう白朱に言われた。というか頼まれた。

「単刀直入に言おう、お主んトコの奴を一人二人、それと三領主の部下を少々借り受けたいのじゃよ」

「・・・・・・・・・」

 突然の申し出に、二人は互いの顔を見合った。

「また、どうして?」

「実はわしらの世界で少々厄介ごとが起こってのぅ。少々困っておるのじゃ」

 黙って熟考した彼らの結論は快諾だった。

「分かったよ。私は神亀と鳳凰を貸そう」

「それでは、私は早速三領主にその旨を伝えましょう。幸い、その三名は所用でこの洛陽にいますからね」

 それは助かると龍造が言えば、白朱は手際よく机に紙を広げた。そこには三領主の部下全ての名前と似顔絵が書かれていた。この中から選んでくれと促されると、青龍を中心にしてその〝協力者〟を選び始めた。

「そうだな・・・・・・・・・」


 洛陽では大変な賑(にぎ)わいで活気に満ち溢れていた。かつてこの地が戦禍の中心であったことが嘘のようである。

 そんな土地を三人の兄妹が歩いていた。その中の一人は長身で立派な偃月刀を持ち、もう一人は引き締まった肉体の美人であった。

「なぁ兄貴! 次あっちいこうぜ」

「こらこら翼徳。そう、引っ張るなよ。食べ物や酒は逃げやしないさ」

 翼徳と言われた女性はしかし耐えることがでれずに酒屋に駆け込んでいってしまった。

「あっはっは。兄上、翼徳は酒にダメのようです」

「そのようだ」

 快笑する二人はゆっくりとした足取りで翼徳の後を追っていく。

「玄徳殿」

 後ろから呼ばれた玄徳はさっと振り向く。自分を呼んだ男は見たことがあった。帝直属の近衛兵の一人だ。

「ちょうどよいところに。

 陛下がお呼びです。すぐに参上してください」

 彼はそう言った。

 何事かと思ったが彼はすぐに分かりましたと言った。

「その前に」


と玄徳は前を向いた。伝令は何でしょうと訊いた。

「暫く待ってもらえるかな? 私のトコの大酒喰らいが今酒を買ってくるから」

 それに、伝令はあぁと手を打った。承知しましたと酒豪の誰かさんが戻るのを待つことにした。

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