命を贖う

これは命の物語である。
どこまでも続く、命を繋ぐ、滅ぼす。殺す。
そんな連鎖の中で、主人公は激情に委ねていく。
世界は壊滅的で、きっとそこに希望は無くて。
ただ一筋の黄金に縋りつくだけの青年は。
翼を広げて飛び立つ。
このままでは氷ついてしまうから。
その熱量を失うことのないように。

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