第3話宿敵

「僕に稽古つけてください」


「強くなりたいのか?」


「はい、」


「わかった、が俺の稽古はきついぞ」


「十分承知のうえです!」

その時の影はまだ目が輝いていた

「よし影君着いてこい」

そこから歩いて3時間ぐらいのところに神社があった

「ここが鷹さんの家ですか」


「おう、そうだ!着いてこい」

あのー着いて早々申し訳ないのですがこの骨なんですか?」

指を刺した方向には大量に骨があった

「あーあれは死んだ人の骨だ」


「なんでここで死んでるんですか?」


「あれは、俺の稽古に耐えられなくて自殺して行ったんだよ」


その時の影の目は死んでいた


「え、帰っていいですか」

「ダメだ」

「ですよね」

「まぁ今日から1週間トレーニングするからな」

「わかりました」

「それじゃあ今日はもう寝ろ」

この後影は部屋に案内され寝ることにした


「あー寝付けねぇー、知らない人のベットはなんか寝付けねぇんだよなー」


影は寝付けれないまま朝を迎えてしまった、影はもう体がボロボロになっていた、それに追い打ちをかけるかのように鷹はトレーニングを言いつけた

「よし、とりあえずあれだお面つけろ.....」


「わかりました、でもまた体を乗っ取られるかもしれないですよ」


けす

「ん?、あーその時はお前ごと抹消から」


影はもう殺される覚悟でいた


「まじかよ、ふざけんなよなんで俺殺されなきゃいけねぇのでもとりつかれなかったら大丈夫なわけだし、」


「おい、心の中の声漏れてるぞ」


影は悩んだ悩んだ結果、でた答えは

「よしつけよう」

「お願い乗っ取られないように」


パカ!


「成功だ!はぁ、まったくバカなガキだぜ」


「乗っ取られるの早!え、そんなにはやく乗っ取られるのあの子まじでなんも知らないの、えー」

「おう決着つけようぜ鷹!」


「ちょっと待ったー」

うさび

「おっやっと来たか、遅かったな兎跳...」


「兎跳だー?なーんだ兎か....兎ごときが狐様に勝てるわけねぇだろ何安心してんだ、ボゲェ」

「鷹、先ぶっ潰して後で殺してやるよ兎ー!」


「鷹お前は下がっていろ」


「おいおい兎跳、お前倒せんのか?」


「余裕!」


「じゃあお言葉に甘えてちょっとトイレ行って来る」


「おい、逃げんのか鷹!」


影狐は鷹に襲いかかろうとしたがその前に兎跳が立ちはだかった」

「てめぇ邪魔すんならほんとに殺すぞ兎耳さんよー」


「やれるもんならやってみなやってみろ」


「出てこい俺の下僕たちよ、行けうさぎやろーを殺れ!」


「確かお前の能力は幻影を作り出す能力だったなー、それと組み合わせてできるのが解放条件だったよなーお前の解放条件は全て見抜いてる、幻影を現実にもってくることができるのがお前の解放条件だったんだよなー?」


「ごちゃごちゃうるせぇなー、想像しろあいつを囲う檻を......来た!からの」


解放条件実影牢獄みえいろうごく


「くたバレェ」


ゴゴゴゴ!ゴゴゴゴ!


「なんの音だ!、何をした影狐!」


バゴォーン


兎跳は、見た影狐が困惑している顔を........その時、その場にいる2人が察した、やばいと!!そう思った瞬間わずか2秒のうちに兎耳の体が刃物で切られたような傷が何ヶ所も、あった!


「どこのどいつだー私にこんな傷をつけたのは、!」

「そうだ!どこのどいつだ兎跳に傷つけたの?!」

「お前今私って言ったか?」


「言ったぞ、何か問題あるか?」


「お前女だったのかよー!!」


「今更かよ!!」


「ごちゃごちゃうるせーぞお二人さんよー」


「誰だおめぇ」


「おい影狐、さがっとけ」


「うるせぇこんな奴にビビんな.,....よ?」

兎跳の顔はその時言葉では表せないほど険しい顔をしていた、

俺はその瞬間、恐怖にのまれた

「おい兎跳、こいつやべぇのか?」


「あー相当厄介だね」


「さっきの傷もこいつなのか?」


「あーそうだ!」


「お前.....イタチだろ」


「おぉ正解兎跳ちゃんすげぇな、まぁお面を見たら分かるけどな!」


「行くぜー兎ちゃん!」


「来いよ鼬が」

その瞬間鼬の、体全身から無数の鎌が出てきた

「死ね!兎ー」

「おい、避けろ兎跳」

俺は兎跳に聞こえる声で言っていたが兎跳は

動かない目をつぶったままいる、あのままでは死ぬと、思った時.......兎跳は前に跳び鼬にタックルした、その時の鼬の顔は忘れられないほど苦しそうだった白目をむき体の中の何かが潰れたのか分からないが吐血していた


「グハァ、やべぇ血が止まんねぇぜ、俺このままだったら死んじまうぜ」

「おい、お前はまだ解放条件を、使わなくていい」

鼬の後ろに黒いフードを被った人が立っていた

「いつの間に、おい兎跳」

「見えたか?.......おい、兎跳おい!」

俺は振り返った

「兎跳無視すんじゃねぇ.....兎跳?」

俺はまた恐怖に飲み込まれた、

兎跳の体に無数の穴があいていた、その時俺の肩をポンと誰かが手をおき、俺の耳元で囁いた

「おい兎跳はもう死んでるんだぞ.....どうするお前1人で何ができる?」

俺はすぐに攻撃体勢に入った、その時にはもう敵はいなくなっていた、俺はすぐに兎跳のところに駆け寄った

「おい兎跳!大丈夫か?!」

「おい、影あいつらには関わるなあいつらには勝てない....

わかったか?」

「どうゆう事だ 兎跳、あいつらどこに逃げたんだ教えろ!」

「あいつらは逃げたんじゃない、お前が攻撃するのが遅かっただけだ!」

「は?俺はすぐに攻撃しようとした、だがもういなかった、あいつらは逃げたんだ」

「違う!黒いフードの男がお前の近くに来た瞬間、時の進みが遅いかのようにお前の行動がゆっくりになった!」

「ということはあいつは周りの時間を遅くできるという事か?兎跳!」

「ご名答」

「遅せぇじゃねぇか鷹」

「おめぇどこいってたんだよ鷹」


「悪ぃトイレ行ってた」


「でも、誰かはわかったぞ影、兎跳」

「おい、誰だそいつら教えろ鷹、俺がぶっ潰す」


「おめぇが行って勝てる相手じゃねぇんだよ影狐」


「うるせぇ止めるならおめぇを、潰すぞ鷹」


「負け犬の遠吠え、いや、負け狐の遠吠えと、言わせてもらおう」


「ごちゃごちゃぬかすんじゃねぇ!泣かすぞ」


「来いよ」


「おい鷹何ムキになってんだよ、いつもと雰囲気違うぜ」


「黙れ兎ごときが」


「は?」


「おい、影狐 .....鷹いつもと雰囲気が違うぞ!」


「俺もうすうす気づいてるぜ兎跳!」


その時鷹が言った言葉が影狐を身の毛もよだつ感情を抱かせた

「お前ら絶殺だ!」

















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

狐食師 @PAM7010

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ