第12話 細菌培養

「さてあれだけ啖呵を切ったのだからしっかり結果を残さないとなー」


そういって俺は力を手に力を込める


すると地面の種が芽を出し始める


(これではダメだ、種じゃない、もっと小さなものに働きかけるんだ)


おれは一日中地面に座って力を込め続けた……瞬く間に二日が過ぎた


(……よし、なんとなく出来るようになったぞ!日を遮る遮蔽物が無かったから見つけるのも簡単だったぞ)


おれは土中のあるものに目を付けた、光合成細菌である。


おれはこの二日間、力を微生物中心に込め続けついに力の加減ができるようになった。そして案の定俺の力をうけた微生物の増殖は早まった。


(……よし!これで光合成細菌を増やし、土壌の有害物質の分解をさせられれば……)


しかし、どれが光合成細菌かわからなかった俺は太陽の下で作物と同じように光合成する細菌を探すことになった。


しかし、そんな甲斐あっておれはようやく数種類の光合成細菌を探し出し、力を使って培養を始めた。


(急げ急げ、時間が無いぞ!培養、培養!)


そしてその中にこの土の有害物質を分解する光合成細菌がいることが判明したのである


(よし、種類が絞れればより集中的に増やせるな。実験している暇は無い、とにかく増やして畑に撒くんだ)


俺は半日かけて細菌を培養しては撒き、用水路を一部せき止め、流れを変えて汚水湖を作りそこにも細菌を撒いた。とにかくたくさん撒き、ついには直接力を込めて培養できるくらいになるまで畑と汚水湖の細菌は数を増やした。


そこからは簡単だった、畑や汚水湖に直接ちからを込め続けどんどん増やし、浄化をさせた。




そして一週間後……


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