あまりに恐ろしい近未来?!

今回の主人公さんの一人は「スマホ」だ。
機械が意思を持つ怖さと、その限界。
逆に、人間の可能性。
テーマは、べたかもしれない。
しかし、この作品を読むだけで、夏は涼しくなれること請け合い。

映画「ゆきゆきて神軍」では、戦争シーンは一つも出ない。
それでいて、究極の戦争映画と言える要素を持っている。
この作品も、それと同じような構図のもとで描かれている。
確かに、いかにもホラー的な描写はない。
だがしかし、究極のホラーというべき作品に仕上がっている。