職業野球本は、あなたを救う

プロ野球、すなわち職業野球関係の本を、私は高校時代、ひたすら読んだ。
当時私は、定時制高校に籍を置きつつも、ひたすら、大検と大学入試に向けて勉強に励んでいた。
しかも、「孤児扱い」をされて養護施設に入れられて十年来。

絶望の環境から抜け出すきっかけになったのは、プロ野球関連の本だった。

養護施設の「仲間ごっこ」の環境で、私は、くすぶらされていた（あえて、そう言う）。
そんな中、私の生きる道を開いてくれたのは、福祉関係者の能書きでもなければ、その場限りの「お楽しみ会」などでも、学校の出来事でもない。
何冊もの、プロ野球関係者のしたためた本であった。

それらの本を読むことで、私は、真剣に「自立」を模索した。
彼らの人生を知ることで、私は、この社会で生きていくにあたっては、群れ合い・馴れ合い…続きを読む